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LONGRUN(1) General Commands Manual LONGRUN(1)

名前

longrun - Transmeta(TM) Crusoe(TM) LongRun(TM) ユーティリティ

書式

longrun [-c デバイス] [-m デバイス] [-hlpv] [-f フラグ] [-s 下限 上限]

説明

longrun ユーティリティは Transmeta Crusoe プロセッサの LongRun の設定のコントロールと 問い合わせに利用される。
-c デバイス
CPUID デバイスを指定する。ディフォルトの CPUID デバイスは /dev/cpu/0/cpuid である。
-m デバイス
MSR デバイスを指定する。ディフォルトの MSR デバイスは /dev/cpu/0/msr. である。
-h
ヘルプの表示
-l
CPU のパフォーマンスレベルに関する LongRun 情報を表示する。
LongRun を実装している全ての Transmeta CPU では以下の値が報告される。
%
その CPU が実現可能な(最大)CPU コアクロックに対する割合として表される 平均パフォーマンスレベル。0 が実現可能なもっとも低い CPU クロックに 対応し、100 がもっとも高い CPU クロックに対応する。
MHz
そのレベルの CPU コアクロック
電圧
そのレベルの CPU コア電圧
使用率
最大パフォーマンスレベルに対する電源使用の割合
-p
現在の LongRun 設定とステータスを表示する。LongRun が有効に なっているかどうか、LongRun Thermal Extension が有効になってるかどうか、 (パーセンテージのレンジとして表される)現在の LongRun パフォーマンスウィンド、(パーセンテージとして表される)現在の LongRun パフォーマンスレベル、現在の LongRun フラグが示される。
-v
より多くの情報を出力する(verbose モード)
-f フラグ
LongRun モードフラグをセットする。現在は performanceeconomy の二つのフラグがサポートされている。 これは、プロセッサが "パフォーマンスモード(performance mode)"で 動作するか、"エコノミーモード(economy mode)"で動作するかを 制御する。
-s 下限値(%) 上限値(%)
現在の LongRun パフォーマンスウィンドをパーセンテージで表される領域に セットする。下限値は上限値を上回ってはいけない。CPU が受け付ける パフォーマンス値の上限および下限は 0(%) から 100(%) である。

環境変数

環境変数は参照しない。

ファイル

このプログラムは Linux CPUID デバイスと MSR デバイスが カーネルに 組み込まれており(もしくは カーネルモジュールとしてロードされており)、 CPUID キャラクタデバイスが読み込み可能、そして、MSR キャラクタデバイス が読み書き可能である必要がある。

関連項目

acpid(8), apmd(8), hdparm(8)

著者

Daniel Quinlan <quinlan@transmeta.com>
 
(日本語訳 石川 睦 <ishikawa@linux.or.jp>)
2001 年 2 月 14日