longrun - Transmeta(TM) Crusoe(TM) LongRun(TM)
ユーティリティ
longrun [-c デバイス] [-m
デバイス] [-hlpv] [-f フラグ] [-s
下限 上限]
longrun ユーティリティは
Transmeta Crusoe プロセッサの LongRun
の設定のコントロールと
問い合わせに利用される。
- -c デバイス
- CPUID
デバイスを指定する。ディフォルトの
CPUID デバイスは /dev/cpu/0/cpuid
である。
- -m デバイス
- MSR
デバイスを指定する。ディフォルトの
MSR デバイスは /dev/cpu/0/msr.
である。
- -h
- ヘルプの表示
- -l
- CPU
のパフォーマンスレベルに関する
LongRun
情報を表示する。
- LongRun
を実装している全ての
Transmeta CPU
では以下の値が報告される。
- %
- その CPU
が実現可能な(最大)CPU
コアクロックに対する割合として表される
平均パフォーマンスレベル。0
が実現可能なもっとも低い
CPU クロックに
対応し、100
がもっとも高い CPU
クロックに対応する。
- MHz
- そのレベルの CPU
コアクロック
- 電圧
- そのレベルの CPU
コア電圧
- 使用率
- 最大パフォーマンスレベルに対する電源使用の割合
- -p
- 現在の LongRun
設定とステータスを表示する。LongRun
が有効に
なっているかどうか、LongRun
Thermal Extension
が有効になってるかどうか、
(パーセンテージのレンジとして表される)現在の
LongRun
パフォーマンスウィンド、(パーセンテージとして表される)現在の
LongRun
パフォーマンスレベル、現在の
LongRun
フラグが示される。
- -v
- より多くの情報を出力する(verbose
モード)
- -f フラグ
- LongRun
モードフラグをセットする。現在は
performance と economy
の二つのフラグがサポートされている。
これは、プロセッサが
"パフォーマンスモード(performance
mode)"で
動作するか、"エコノミーモード(economy
mode)"で動作するかを
制御する。
- -s 下限値(%)
上限値(%)
- 現在の LongRun
パフォーマンスウィンドをパーセンテージで表される領域に
セットする。下限値は上限値を上回ってはいけない。CPU
が受け付ける
パフォーマンス値の上限および下限は
0(%) から 100(%) である。
環境変数¶
環境変数は参照しない。
ファイル¶
このプログラムは Linux CPUID
デバイスと MSR
デバイスが
カーネルに
組み込まれており(もしくは
カーネルモジュールとしてロードされており)、
CPUID
キャラクタデバイスが読み込み可能、そして、MSR
キャラクタデバイス
が読み書き可能である必要がある。
関連項目¶
acpid(8),
apmd(8),
hdparm(8)
Daniel Quinlan <quinlan@transmeta.com>
(日本語訳 石川 睦
<ishikawa@linux.or.jp>)