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XSetCommand(3X11) XLIB FUNCTIONS XSetCommand(3X11)

名前

XSetCommand, XGetCommand - ウィンドウの WM_COMMAND プロパティの設定と取得を行なう

書式

XSetCommand( display, w, argv, argc)
 

Display * display;
 

Window w;
 

char ** argv;
 

int argc;
Status XGetCommand( display, w, argv_return, argc_return)
 

Display * display;
 

Window w;
 

char *** argv_return;
 

int * argc_return;

引き数

argc
引き数の数を指定する。
argc_return
返される引き数の数が返される。
argv
アプリケーションの引き数リストを指定する。
argv_return
アプリケーションの引き数リストが返される。
display
X サーバへの接続を指定する。
w
ウィンドウを指定する。

説明

関数 XSetCommand はアプリケーションの起動に使われたコマンドと引き数を設定する。 (通常は、argv はアプリケーションのメインプログラムの argv 配列である。) 文字列のエンコーディングがホストポータブル文字エンコーディングでない場 合、実行結果は実装依存である。
XSetCommand はエラー BadAlloc, BadWindow を起こすことがある。
関数 XGetCommand は指定したウィンドウの WM_COMMAND プロパティを取得し、文字列のリストを 返す。 WM_COMMAND プロパティが存在するならば、これは STRING 型、フォーマット 8 である。 文字列のリストを格納するのに十分なメモリが割り当てられれば、 XGetCommand は引き数 argv_return と argc_return を設定し、0 でないステータスを返す。 そうでなければステータスとして 0 を返す。 サーバが返すデータのエンコーディングが Latin ポータブル文字エンコーディ ングならば、関数が返す文字列のエンコーディングはホストポータブル文字エ ンコーディングである。 そうでない場合の結果は実装依存である。 文字列リストに対して割り当てたメモリを解放するには XFreeStringList を使用すること。

プロパティ

WM_COMMAND
コマンドと引き数。NULL で終わる文字列で、アプリケーションの起動に使用さ れたもの。

返り値

BadAlloc
要求されたリソースやサーバメモリの割り当てにサーバが失敗した。
BadWindow
引き数 Window の値が、定義されている Window を指していない。

関連項目

XAllocClassHint(3X11), XAllocIconSize(3X11), XAllocSizeHints(3X11), XAllocWMHints(3X11), XSetTransientForHint(3X11), XSetTextProperty(3X11), XSetWMClientMachine(3X11), XSetWMColormapWindows(3X11), XSetWMIconName(3X11), XSetWMName(3X11), XSetWMProperties(3X11), XSetWMProtocols(3X11), XStringListToTextProperty(3X11)
 
Xlib - C Language X Interface
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