cut-diff -
色付きで2つのファイルの違いを表示
cut-diff [
オプション...]
ファイル1
ファイル2
cut-diffはCutterで使用している差分表示機能を利用したdiffコマンドです。色付きでわかりやすく差分を表示したい場合に便利です。patchコマンドと一緒に使う、色がなくても問題ない、などの場合は通常のdiffコマンドがおすすめです。
オプション¶
-
--version
- バージョンを表示して終了します。
-
-c [yes|true|no|false|auto], --color=[yes|true|no|false|auto]
- 色付きで差分を表示するかどうかを指定します。yesまたはtrueの場合は色付きで表示します。noまたはfalseの場合は色なしで表示します。autoの場合は色付けできそうな場合は色付きで表示し、そうでない場合は色なしで表示します。
デフォルトはautoです。
-
-u, --unified
- unified
diff形式で出力します。
-
--context-lines=LINES
- 差分の周辺LINES行を表示します。
デフォルトでは全部の行を表示します。unified
diff形式の場合は3行です。
-
--label=LABEL, -L=LABEL
- ヘッダのラベルにLABELを使います。1つめの--labelオプションで指定した値はfile1のラベルになり、2つめの--labelオプションで指定した値はfile2のラベルになります。
デフォルトではファイル名を使います。
終了ステータス¶
エラーが発生した場合は0以外、そうでない場合は0を返します。
TODO:
変更がない場合は0、変更があった場合は1、エラーが起きた場合は2を返すこと。
以下の例は、
file1と
file2の差分を表示します。
% cut-diff file1 file2
以下の例は、
file1と
file2の差分をunified
diff形式で表示します。
% cut-diff -u file1 file2
関連項目¶
diff(1)