viewres -
グラフィック表示する
Xt 用クラスブラウザ
viewres [-option ...]
viewres プログラムは Athena
ウィジェットセットのウィジェットクラ
ス階層を示すツリーを表示する。
ツリーの各ノードは展開することができ、あるウィジェットが生成された時に
ノードに対応するクラスが追加した(つまり親から継承しなかった)リソースを
表示することができる。
このアプリケーションを使うと、ユーザは
Athena
ウィジェットセットの構造
と継承されたリソースを視覚的に調べることができる。
オプション¶
viewres には、Xt
ツールキットの標準コマンド行オプションに加えて
次のオプションを指定できる:
- -top name
- このオプションは、表示するウィジェット階層中で最も高レベルの
ウィジェットの名前を指定する。
このオプションは通常、表示範囲をツリーの一部に制限するときに使われる。
デフォルト値は Object
である。
- -variable
- このオプションを指定すると、ウィジェットのクラスではなくウィジェットの
変数名(ヘッダファイル内で宣言される)がノード内に表示される。
このオプションは、同じ名前を持つウィジェットクラス(
Text など)を
区別するときに役立つことがある。
- -vertical
- このオプションを指定すると、ツリーは左から右ではなく、上から下へ向かっ
て表示される。
VIEW メニュー¶
ツリーの表示のされかたは、
View
メニューのエントリによって変化する。
- Show Variable Names
- このエントリは、対応するウィジェットクラスの宣言に使われた変数名をノー
ドのラベルにセットする。この操作は
SetLabelType(variable) トラン
スレーションでも実行できる。
- Show Class Names
- このエントリはリソースを指定したときに使われたクラス名をノードの
ラベルに設定する。
この操作は SetLabelType(class)
トランスレーションでも実行できる。
- Layout Horizontal
- このエントリは、ツリーのレイアウトを左から右への表示にする。この操作
は SetOrientation(West)
トランスレーションでも実行できる。
- Layout Vertical
- このエントリは、ツリーのレイアウトを上から下への表示にする。この操作
は SetOrientation(North)
トランスレーションでも実行できる。
- Show Resource Boxes
- このエントリは選択されたノードを展開し(次のセクションを参照すること)、
新しいウィジェットと
constraint
リソースを表示する。この操作は
Resources(on)
トランスレーションでも実行できる。
- Hide Resource Boxes
- このエントリは、選択されたノードからリソース表示を取り除く(普通は
スペースの節約のために使う)。
この操作は Resources(off)
トランスレーションでも実行できる。
SELECT メニュー¶
1つのウィジェットクラスに対するリソースは、対応するノード上で
Button2
をクリックするか、または
Button1 を使ってノード
をセレクションリストに追加してから
View メニューの
Show Resource
Boxes
エントリを使うことにより表示できる。
Button1
は実際にはノードの選択状態をトグルさせるので、選択されている
ノードをクリックするとそのノードは選択されているノードのリストから取り
除かれる。
Select
メニューのさまざまなエントリを用いてノードの集合を選択
することができる:
- Unselect All
- このエントリは、全てのノードを選択リストから取り除く。この操作は
Select(nothing)
トランスレーションでも実行できる。
- Select All
- このエントリは、全てのノードを選択リストに追加する。この操作は
Select(all)
トランスレーションでも実行できる。
- Invert All
- このエントリは未選択状態のノードを選択リストに追加し、選択状態のノード
を選択リストから取り除く。
この操作は Select(invert)
トランスレーションでも実行できる。
- Select Parent
- このエントリは、選択された全てのノードの直接の親を選択する。この操作
は Select(parent)
トランスレーションでも実行できる。
- Select Ancestors
- このエントリは選択された全てのノードの全ての親を再帰的に選択する。
この操作は Select(ancestors)
トランスレーションでも実行できる。
- Select Children
- このエントリは全ての選択されたノードの直接の子を選択する。この操作は
Select(children)
トランスレーションでも実行できる。
- Select Descendants
- このエントリは選択された全てのノードの全ての子を再帰的に選択する。
この操作は Select(descendants)
トランスレーションでも実行できる。
- Select Has Resources
- このエントリは、対応するウィジェットクラスに新しいリソース
(通常リソースまたは
constraintリソース)を追加した全てのノードを選択する。
この操作は Select(resources)
トランスレーションでも実行できる。
- Select Shown Resource Boxes
- このエントリは、リソースボックスが現在展開されている全てのノードを選
択する(通常は Hide Resource
Boxes
を使って閉じられるようにするた
め)。この操作は
Select(shown)
トランスレーションでも実行できる。
アクション¶
以下のアプリケーションアクションが用意されている:
- Quit()
-
このアクションは
viewres
を終了させる。
- SetLabelType(type)
- このアクションは、引き数
type
に従って、ウィジェットの
変数 または
クラス
名を表示するためにノードのラベルを設定する。
- SetOrientation(direction)
- このアクションは、ツリーのルートを以下のウィンドウ領域のいずれかに設定
する: West, North, East,
South.
- Select(what)
- このアクションは、VIEW
メニュー
セクションで指定されたように、指
定されたノードを選択する:
nothing
(全てのノードの選択を解除する),
invert, parent, ancestors, children,
descendants, resources, shown.
- Resources(op)
- このアクションは、選択されたノードに対してリソースボックスを
on, off, toggles
のいずれかの状態にする。
(キーボードやポインタを使って)1つのノード内で呼び出された場合には、そ
のノードだけが使用される。
ウィジェットの階層構造¶
以下のウィジェットに対してリソースを指定できる:
Viewres viewres
Paned pane
Box buttonbox
Command quit
MenuButton view
SimpleMenu viewMenu
SmeBSB layoutHorizontal
SmeBSB layoutVertical
SmeLine line1
SmeBSB namesVariable
SmeBSB namesClass
SmeLine line2
SmeBSB viewResources
SmeBSB viewNoResources
MenuButton select
SimpleMenu selectMenu
SmeBSB unselect
SmeBSB selectAll
SmeBSB selectInvert
SmeLine line1
SmeBSB selectParent
SmeBSB selectAncestors
SmeBSB selectChildren
SmeBSB selectDescendants
SmeLine line2
SmeBSB selectHasResources
SmeBSB selectShownResources
Form treeform
Porthole porthole
Tree tree
Box variable-name
Toggle variable-name
List variable-name
Panner panner
ここで、
variable-name
はそれぞれのノードのウィジェット変数名であ
る。
関連項目¶
X(7),
xrdb(1),
listres(1),
editres(1),
appres(1),
適切なウィジェットの
文書
著作権¶
Copyright ([,*) X Consortium
権利と許諾の正式な声明については
X(7) を参照すること。
Jim Fulton, MIT X Consortium