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siliconmotion(4) | Device Drivers Manual | siliconmotion(4) |
名前¶
siliconmotion - Silicon Motion 用ビデオドライバ書式¶
Section "Device"説明¶
siliconmotion は Silicon Motion ベースのビデオカード用の XFree86 ドライバである。 このドライバは完全にアクセラレーションが効き、フレームバッファの深さは 8, 16, 24 に対応している。 深さ 8 では全てのビジュアル型がサポートされており、その他の深さでは TrueColor ビジュアルがサポートされている。対応ハードウェア¶
siliconmotion ドライバは以下の Silicon Motion チップベースの PCI および AGP ビデオカードに対応している:- Lynx
- SM910
- LynxE
- SM810
- Lynx3D
- SM820
- LynxEM
- SM710
- LynxEM+
- SM712
- Lynx3DM
- SM720
詳細設定¶
詳細設定の一般的な部分については XF86Config(5x) を参照すること。 このセクションではこのドライバ固有の詳細設定のみを扱う。 全てのオプション名について、大文字・小文字の区別と空白文字はサーバが 解析する際に意味を持たない。例えば "lynxe" と "LynxE" は同じ意味である。 このドライバはチップセットの種類を自動検出するが、以下の チップセット名を設定ファイルの "Device" セクションの ChipSet 項目に指定し(省略可能)、自動検出の結果を上書きしてもよい:"lynx", "lynxe",
"lynx3d", "lynxem", "lynxem+",
"lynx3dm"
- Option "HWCursor" "boolean"
- ハードウェアカーソルを有効または無効にする。 デフォルト値: on
- Option "SWCursor" "boolean"
- "HWCursor"
の逆である。
デフォルト値: off
- Option "ShadowFB" "boolean"
- シャドウフレームバッファを使用する。 デフォルト値: off
- Option "Rotate" "CW"
- Option "Rotate" "CCW"
- ディスプレイを時計周りまたは反時計周りに回転させる。 ShadowFB を使用する。 デフォルト値: 回転させない
- Option "VideoKey" "integer"
- ビデオカラーキーを設定する。 デフォルト値: 真っ青より少し薄い色
- Option "ByteSwap" "boolean"
- SMI デモボードを使ったキャプチャリングのためのバイト交換を有効にする。 デフォルト値: off
- Option "UseBIOS" "boolean"
- モードを設定するために BIOS を使用する。このオプションは 専用液晶パネルのタイミングを取るために使われる。 デフォルト値: on
- Option "ZoomOnLCD" "boolean"
- LCD
の解像度を変更できるようにする(Ctrl-Alt-「+」
と Ctrl-Alt-「-」を使う)。
デフォルト値: off
- Option "set_mclk" "integer"
- メモリクロックを設定する。
ここで integer は kHz
単位であり、100000
以下の整数である。
デフォルト値:
メモリクロック値を探査し、これをサーバの初期値状態で使う
- Option "NoAccel"
- アクセラレーションを無効にする。 ドライバの描画ルーチンとアクセラレーションルーチンに問題があるかどうか 確かめる際には非常に便利である。 このオプションは、サーバが起動するけれど画面のグラフィックス表示が壊れ る場合に、最初に試すべきものである。 このオプションを使うと性能は落ちる。というのも、ビデオドライバが ハードウェアで高速処理できる描画操作をソフトウェアでエミュレーション するからである。 デフォルト値: アクセラレーションが有効
- Option "fifo_aggressive"
- Option "fifo_moderate"
- Option "fifo_conservative"
- ピクセルの FIFO
が内部メモリバスを占有し、これを再び満たす際の閾値の設
定を変更する。この閾値小さいほど、カードのアクセラレーション性能は
向上する。最初は最も高速な設定
(fifo_aggressive)
にし、ピクセルが壊れるようであれば速度を落としていくとよい。
最適な設定はおそらくドットクロックと色の深さによって決まる。
これらのオプションのいずれかを指定すると、性能向上に繋がるような他の
オプションも変更されるかもしれない。したがって
fifo_conservative
を試すとほとんどの場合少し効果がある(これはチップのデフォルト値を使う)。
描画操作の間にピクセル表示が崩れたり画面に一時的に縞模様が出る場合は、
FIFO
関連のオプションを全て削除することが望ましい。
デフォルト値:
指定なし
- Option "pci_burst" "boolean"
- PCI バーストモードを有効にする。このオプションはごく一部の 壊れた PCI チップセットを除いて全ての PCI チップセットで 動作するはずであり、性能を向上させる。 デフォルト値: off
- Option "pci_retry" "boolean"
- ドライバに PCI
リトライを信頼させ、ViRGE
レジスタをプログラムできるよ
うにする。 pci_burst
このオプションを動作させるには
オプションが有効でなければならない。
このオプションは性能を向上させるが、特に小さい塗りつぶし/データ転送で
は効果が大きい。なぜなら、ドライバはコマンドを送る前に
ViRGE が準備で
きているかどうか確かめるためにポーリングを行う必要がなくなるからである。
このオプションは最近のほとんどの
PCI
チップセットで動作するはずである。
デフォルト値: off
- Option "ShowCache" "boolean"
- オフスクリーンキャッシュメモリの表示を有効または無効にする。
これは開発用デバッグオプションである。
デフォルト値: off
関連項目¶
XFree86(1), XF86Config(5x), xf86config(1), Xserver(1), X(7)サポート¶
このドライバ、あるいは XFree86 一般の開発の支援を考えていたら、 XFree86 のウェブサイト http://www.xfree86.org を参照すること。 FAQ もウェブサイトに掲載されている(http://www.xfree86.org/FAQ/)。 XFree86 の不具合を見つけた場合や、FAQ に載っていない質問がある場合には、 ウェブサイトにあるバグ報告フォームを利用するか、XFree86@XFree86.org 宛 にメールを送ること。ドライバに関する問題を報告する際にはできるだけ詳し い情報を送ること。例えばチップセットの種類、サーバの出力ログ、OS 固有 の情報などである。作者¶
Kevin Brosius, Matt Grossman, Harald Koenig, Sebastien Marineau, Mark Vojkovich, Frido GarritsenVersion 4.1.0 | XFree86 |