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XWarpPointer(3X11) XLIB FUNCTIONS XWarpPointer(3X11)

名前

XWarpPointer - ポインタを移動させる

書式

XWarpPointer( display, src_w, dest_w, src_x, src_y, src_width, src_height, dest_x,
 

dest_y)
 

Display * display;
 

Window src_w, dest_w;
 

int src_x, src_y;
 

unsigned int src_width, src_height;
 

int dest_x, dest_y;

引き数

dest_w
移動先のウィンドウか None を指定する。
dest_x
 
dest_y
移動先ウィンドウ内での x, y 座標を指定する。
display
X サーバへの接続を指定する。
src_x
 
src_y
 
src_width
 
src_height
移動元のウィンドウ内部の長方形を指定する。
src_w
移動元のウィンドウあるいは None を指定する。

説明

引き数 dest_w が None の場合、 XWarpPointer はポインタを現在の位置から相対的にオフセット(dest_x, dest_y)だけ移動さ せる。 dest_w がウィンドウの場合、 XWarpPointer は dest_w の原点からオフセット(dest_x, dest_y)の位置にポインタを移動させる。 しかし src_w がウィンドウの場合は、移動が行われるのはウィンドウ src_w 内にポインタがあり、かつ src_w 内の指定した長方形の内部にポインタがあ る場合だけである。
座標 src_x と src_y は src_w の原点からの相対座標である。 src_height が 0 の場合、これは現在の src_w の高さから src_y を引いた 値に置き換えられる。 src_width が 0 の場合、これは現在の src_w の幅から src_x を引いた値に 置き換えられる。
この関数を使うべき場合はほとんどない。 ポインタ操作は通常はユーザに委ねられるべきである。 それにもかかわらずこの関数を使う場合、ユーザがポインタをある位置から他 の位置に瞬間的に移動させたようなイベントが生成される。 XWarpPointer を使っても、ポインタをポインタのアクティブなグラブの 制限ウィンドウ(confine_to window)の外に移動させることはできない点に 注意すること。 これを試みても、制限ウィンドウのもっとも近い外辺にポインタが 移動するだけである。
XWarpPointer はエラー BadWindow を起こすことがある。

返り値

BadWindow
引き数 Window の値が、定義されている Window を指していない。

関連項目

XSetInputFocus(3X11)
 
Xlib - C Language X Interface
Release 6.5 X Version 11