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XSetFontPath(3X11) | XLIB FUNCTIONS | XSetFontPath(3X11) |
名前¶
XSetFontPath, XGetFontPath, XFreeFontPath - フォントのサーチパスの設定・取得・解放を行なう書式¶
XSetFontPath( display, directories, ndirs)Display * display;
char ** directories;
int ndirs; char **XGetFontPath( display, npaths_return)
Display * display;
int * npaths_return;
char ** list;
引き数¶
- directories
- フォントを探すために使うディレクトリパスを指定する。 空のリストをパスとして設定すると、X サーバに設定されたデフォルトのパス が復元される。
- display
- X サーバへの接続を指定する。
- list
- 解放する文字列の配列を指定する。
- ndirs
- パスに含まれるディレクトリの数を指定する。
- npaths_return
- フォントパスの配列内の文字列の数が返される。
説明¶
関数 XSetFontPath はフォントを探すためのディレクトリ検索パスを定義する。 検索パスは X サーバごとに 1 つずつしかなく、クライアントは検索パスを持 たない。 エンコーディングと文字列の解釈は実装依存であるが、一般的には順序リスト としてディレクトリかフォントサーバを指定する。 X サーバはフォント情報を内部的にキャッシングすることが認められている。 例えば、1 つのファイルからフォント全体をキャッシュし、それより後にその フォントをオープンしたときには元のファイルが変更されたかどうかの チェックを行わなくてもよい。 しかしフォントパスが変更されれば、X サーバが現在キャッシュしている フォント情報はすべてフラッシュされることが保証されている。ただし、その 時点でリソース ID が明示的に割り当てられているフォントはフラッシュされ ない。 このリクエストで起こるエラーの意味は実装依存である。 XSetFontPath はエラー BadValue を起こすことがある。 関数 XGetFontPath は検索パスを含む文字列の配列を割り当てて返す。 この文字列の内容は実装依存であり、クライアントアプリケーションによって 解釈されることは想定されていない。 文字列が必要なくなったときには、 XFreeFontPath を呼び出してフォントパスのデータを解放すること。 関数 XFreeFontPath は XGetFontPath が割り当てたデータを解放する。返り値¶
- BadValue
- 指定された数値の中にリクエストの許容範囲を越えているものがある。引き数に対 して特定の範囲が指定されていなければ、引き数の型で定義されている全ての範 囲が許される。選択肢として定義されている引き数はこのエラーを起こすことが ある。
関連項目¶
XListFont(3X11), XLoadFonts(3X11)Release 6.5 | X Version 11 |