other versions
- wheezy 4.1.0.20011224-6
XGrabButton(3X11) | XLIB FUNCTIONS | XGrabButton(3X11) |
名前¶
XGrabButton, XUngrabButton - ポインタデバイスをグラブする書式¶
XGrabButton( display, button, modifiers, grab_window, owner_events, event_mask,pointer_mode, keyboard_mode, confine_to, cursor)
Display * display;
unsigned int button;
unsigned int modifiers;
Window grab_window;
Bool owner_events;
unsigned int event_mask;
int pointer_mode, keyboard_mode;
Window confine_to;
Cursor cursor; XUngrabButton( display, button, modifiers, grab_window)
Display * display;
unsigned int button;
unsigned int modifiers;
Window grab_window;
引き数¶
- button
- グラブまたは解放するポインタのボタン、または AnyButton を指定する。
- confine_to
- ポインタを閉じ込めるウィンドウ、あるいは None を指定する。
- cursor
- 表示されるべきカーソル、あるいは None を指定する。
- display
- X サーバへの接続を指定する。
- event_mask
- クライアントに報告するポインタイベントを指定する。 このマスクは、有効なポインタイベントのマスクビットのビットごとの論理和 を取ったものである。
- grab_window
- グラブウィンドウを指定する。
- keyboard_mode
- 後で行うキーボードイベント処理を指定する。 GrabModeSync または GrabModeAsync を指定できる。
- modifiers
- キーマスクの集合または AnyModifier を指定する。 このマスクは、有効なキーマスクビットのビットごとの論理和を取ったもので ある。
- owner_events
- イベントマスクで選択されている場合にポインタイベントを通常通り報告する のか、グラブウィンドウについて報告するのかを示す真偽値を指定する。
- pointer_mode
- 後で行うポインタイベントの処理を指定する。 GrabModeSync か GrabModeAsync を指定できる。
説明¶
関数 XGrabButton はパッシブなグラブを作る。 将来、以下の条件が全て真になった場合にポインタはアクティブにグラブされ( XGrabPointer による)、ボタンが押された時刻が最終ポインタグラブ時刻に設定され( ButtonPress イベントで送られる)、 ButtonPress が報告される。- •
- 指定されたモディファイアキーが論理的に押されており、他のボタンやモディ ファイアキーがどれも論理的には押されていない時に、ポインタがグラブされて おらず、かつ指定したボタンが論理的に押されている。
- •
- grab_window がポインタを含んでいる。
- •
- confine_to ウィンドウが(もしあれば)表示可能である。
- •
- grab_window のどの祖先ウィンドウにおいても、同じボタン/ボタンの組合せ に対するパッシブなグラブが存在しない。
返り値¶
- BadCursor
- 引き数 Cursor の値が、定義されている Cursor を指していない。
- BadValue
- 数値の中にリクエストの許容範囲を越えるものがある。引き数に対して特定の範 囲が指定されない限り、引き数の型の全ての範囲が許される。選択肢として定義 されている引き数は、このエラーを起こすことがある。
- BadWindow
- 引き数 Window の値が、定義されている Window を指していない。
関連項目¶
XAllowEvents(3X11), XGrabPointer(3X11), XGrabKey(3X11), XGrabKeyboard(3X11),Release 6.5 | X Version 11 |