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XClientMessageEvent(3X11) XLIB FUNCTIONS XClientMessageEvent(3X11)

名前

XClientMessageEvent - ClientMessage イベント構造体

構造体

ClientMessage イベント構造体の内容を示す。
typedef struct {
	int type;	
	unsigned long serial;		
	Bool send_event;		
	Display *display;		
	Window window;
	Atom message_type;
	int format;
	union {
		char b[20];
		short s[10];
		long l[5];
	        } data;
} XClientMessageEvent;

 
このイベントを受け取った時、構造体のメンバは以下のように設定されている。
type メンバには、イベントの型を一意に識別する定数名が設定される。 例えば、X サーバがクライアントアプリケーションに GraphicsExpose イベントを通知するとき、X サーバは type メンバに GraphicsExpose を設定した XGraphicsExposeEvent 構造体を送る。 display メンバには、イベントが読み出されたディスプレイへのポインタが設定 される。 send_event メンバは、このイベント自身が SendEvent プロトコルリクエストから送られてきた場合に True が設定される。 serial メンバはプロトコルで通知されたシリアル番号を基に設定される。 ただし、最少桁の16ビットから完全32ビットの値に拡張される。 window メンバには、ツールキットのディスパッチャが最も有効に使える ウィンドウが設定される。
message_type メンバには、データを受け取ったクライアントがこれを どのように解釈すべきかを示すアトムが設定される。 format メンバには、8, 16, 32 のいずれかが設定され、データを byte, short, long いずれのリストとみなすかを指定する。 data メンバは、メンバ b, s, l を含む共用体である。 b, s, l メンバは 20 個の 8ビット値、10個の 16ビット値、5個の 32ビット 値を含むデータである。 特定のメッセージ型では、これら全ての値は使用されないことがある。 X サーバは window, message_type, data メンバの値については解釈を行わな い。

関連項目

XAnyEvent(3X11), XButtonEvent(3X11), XCreateWindowEvent(3X11), XCirculateEvent(3X11), XCirculateRequestEvent(3X11), XColormapEvent(3X11), XConfigureEvent(3X11), XConfigureRequestEvent(3X11), XCrossingEvent(3X11), XDestroyWindowEvent(3X11), XErrorEvent(3X11), XExposeEvent(3X11), XFocusChangeEvent(3X11), XGraphicsExposeEvent(3X11), XGravityEvent(3X11), XKeymapEvent(3X11), XMapEvent(3X11), XMapRequestEvent(3X11), XPropertyEvent(3X11), XReparentEvent(3X11), XResizeRequestEvent(3X11), XSelectionClearEvent(3X11), XSelectionEvent(3X11), XSelectionRequestEvent(3X11), XUnmapEvent(3X11), XVisibilityEvent(3X11)
 
Xlib - C Language X Interface
Release 6.5 X Version 11