名前¶

XChangeKeyboardDevice - X のキーボードとして使うデバイスを変更する

書式¶

Status XChangeKeyboardDevice( display, device)
Display * display;
XDevice * device;

引き数¶

display

X サーバへの接続を指定。

device

X のキーボードとして使うデバイスの指定。

説明¶

XChangeKeyboardDevice リクエストは、指定したデバイスを X サーバ にキーボードとして使わせる。デバイスはクライアントによって予め XOpenDevice でオープンされていなければならず、そうでない場合には エラー BadDevice となる。 デバイスは入力クラス Keys をサポートしていなければならない。サポー トしていない場合にはエラー BadMatch となる。サーバの実装が指定し たデバイスの X のキーボードとしての利用をサポートしていない場合、エラー BadDevice となる。 指定したデバイスが他のクライアントによってグラブされている場合は AlreadyGrabbed が返される。指定したデバイスが他のクライアントの グラブによって凍結されている場合は、 GrabFrozen が返される。 リクエストが成功した場合は、 Success が返される。 リクエストが成功した場合、 ChangeDeviceNotify がこのイベントを選 択している全てのクライアントに送られる。また、 request = MappingKeyboard である MappingNotify イベントが 全てのクライアントに送られる。 指定したデバイスは X のキーボードとなり、それまで X のキーボードだった デバイスは、入力機能拡張プロトコルリクエストを通じて利用できるようになる。 XChangeKeyboardDevice はエラー BadDevice または BadMatch を起こすことがある。

返り値¶

BadDevice

不正なデバイスが指定された。指定したデバイスが存在しないか、クライアン トの XOpenInputDevice によってオープンされていないか、既に X の コアデバイス(ポインタかキーボード)の1つである。このエラーはサーバの実 装が指定したデバイスの X のキーボードとしての利用をサポートしていない 場合にも起こる。

BadMatch

このエラーは、 XChangeKeyboardDevice リクエストがキーを持たない デバイスを指定した時に起こる。

関連項目¶

XChangePointerDevice Programming With Xlib