jl_open() サーバとコネクションを張り環境をサーバ内に作る。
#include "jllib.h"
struct wnn_buf *
jl_open(env_n, server_n, wnnrc_n, error_handler,
message_handler, timeout)
char *env_n; /* 環境名 */
char *server_n; /* サーバ名 */
char *wnnrc_n; /* wnnrcファイル名 */
int (*error_handler)(); /* エラー・ハンドラ */
int (*message_handler)(); /* メッセージ・ハンドラ */
int timeout; /* タイムアウト時間 */
- 環境名
env_n、及び、サーバ名
server_n
で指定された環境を作り、
新しく変換バッファを作って返す。
server_n が null
ポインタ、および、null
文字列の時は、 /etc/hosts
に jserver という alias
が定義されているホストを探
し、それに接続しようとする。それも書かれていない場合には、
unix domain の socket
で接続しようとする。
環境名の環境を jserver
内に作る。初期化ファイル
wnnrc が指定さ
れた場合、環境の初期化ファイルとして用い、そのファイルの指定
(辞書指定、付属語ファイル指定、パラメータ指定)をその環境に対し
て行なう。
指定された辞書ファイル、頻度ファイルが存在しない場合の処理を、
エラー・ハンドラ
error_handler、メッセージ・ハンドラ
message_handler で指定する。jl_dic_add
を参照。
timeout(秒)以内に、サーバと接続できない場合は、接続を中断し異
常終了する。タイムアウトの設定のために、SIGALARM
を使用してい る。timeout
が 0
または、負の場合は、SIGALARM
を使用しない。 js_connect
を参照。
リターンバリュー¶
正常終了時には、バッファのポインタを返す。
異常終了時には NULL を返す。
使用上の注意¶
- タイムアウトには、SIGALARM
を使用しているので、注意が必要である。
SIGALARM
を使用しない場合には、timeout
に 0
を設定しなければならない。