dh_fixperms -
パッケージビルドディレクトリ内のファイル権限を修正する
dh_fixperms [
debhelper options] [
-Xitem]
dh_fixperms
はパッケージビルドディレクトリ配下でファイルとディレクトリの権限を設定する役割の
debhelper
プログラムです。また、設定される権限は正しいもの、つまり
Debian
ポリシーに従って設定されます。
dh_fixperms
はパッケージビルドディレクトリ以下の
usr/share/doc
にあるすべてのファイル
(
examples/
以下のファイルは除きます)
のパーミッションを 644
に設定します。また、すべての
man
ページのパーミッションも
644
に変更します。さらにこれらのファイルの所有者を
root
に設定し、全てのファイルから
group や others
に対する書き込み権限を除去します。また、ライブラリ、ヘッダファイル、Perl
モジュール、そして
desktop
ファイルに実行権限が付与されている場合に権限を取り除きます。
bin、
sbin、
usr/games/、
etc/init.d
ディレクトリ以下にあるファイルについては実行権限を付与します
(互換性レベル v4
から利用できます)。最後に、パッケージ内の全てのファイルに対して
setuid と setgid
ビットが付与されている場合はこれらを無効にします。
オプション¶
- -Xitem, --exclude item
- パーミッションの変更対象のファイルから、item
をファイル名の一部に持つものを除外します。除外対象を列挙したい場合は、このオプションを複数回指定します。
debhelper(7)
このプログラムは debhelper
の一部です。
Joey Hess <joeyh@debian.org>