Scroll to navigation

GSL-HISTOGRAM(1) General Commands Manual GSL-HISTOGRAM(1)

名前

gsl-histogram - 標準入力のデータからヒストグラムを計算する

書式

gsl-histogram xmin xmax [n]

説明

gsl-histogram は GNU 科学技術計算ライブラリのデモプログラムです。 このプログラムでは、 ヒストグラムの上限と下限、およびビン (bin) の数を指定する 3 つの引数を取ります。 そして標準入力から、 一度に 1 行ずつ数字の入力を受け付けて、 ヒストグラムに追加していきます。 データの読み取りを終えると、 gsl_histogram_fprintf を使って、 累積ヒストグラムを出力します。n が指定されない場合は、 整数幅のビンが用いられます。

以下に例を示します。 幅 30 で、そのヒストグラムのレンジが -100 から 100 までで、200 bin を使う、Cauchy distribution からの 10000 個のランダムなサンプル を生成します。


gsl-randist 0 10000 cauchy 30 | gsl-histogram -100 100 200 > histogram.dat

得られたヒストグラムのプロットは、 コーシー分布としておなじみの形状となります。 そこでは、 有限のサンプルサイズによって発生する変動を見てとることができます。


awk '{print $1, $3 ; print $2, $3}' histogram.dat | graph -T X

関連項目

gsl(3), gsl-randist(1).

著者

gsl-histogram was written by Brian Gough. Copyright 1996-2000; for copying conditions see the GNU General Public Licence.

This manual page was added by the Dirk Eddelbuettel <edd@debian.org>, the Debian GNU/Linux maintainer for GSL.

GNU