xconsole -
システムコンソールメッセージを監視する
xconsole [-
toolkitoption ...] [-file
file-name] [-notify]
[-stripNonprint] [-daemon] [-verbose] [-exitOnFail]
xconsole は、/dev/console
に送られるメッセージを表示するプログラムである。
オプション¶
xconsole に対しては、X
ツールキットの標準オプションに加えて以下に示すオプション
を指示することができる:
- -file file-name
- 他のデバイスを監視するには、このオプションにデバイス名を指定する。
このオプションは(デバイスファイルでない)通常ファイルに対しては動作しな
い。なぜなら、通常ファイルはいつでも読み込むことができるからである。
- -notify -nonotify
- notify
オプションを指定すると、コンソールから新しいデータを受け取った
際に xconsole
のアイコン名に " *"
が追加される。この動作により、アプリケーションがア
イコン化されていても新しいデータを受け取ったことがわかるようになる。
-notify
オプションはデフォルトで有効である。
- -daemon
- このオプションを付けると、
xconsole は、 fork と exit
を使ってバックグラウンドで動作する。
- -verbose
- -verbose
このオプションをセットすると、
xconsole
はテキストバッファの最初の行に有用なメッセージを表示する。
- -exitOnFail
- このオプションをセットすると、
xconsole
はコンソール出力をリダイレクトできない場合に終了する。
X のデフォルト値¶
このプログラムは
Athena
Text
ウィジェットを使用している。これを制御するには
Athena
ウィジェットセット
の文書を参照すること。
ウィジェット¶
リソースを指定するためには、
xconsole
を構成するウィジェットの階
層を知っておくと良いだろう。以下の記法においては、インデントで階層構造
を示す。最初の項目がウィジェットのクラス名であり、次の項目がウィジェッ
トのインスタンス名である。
XConsole xconsole
XConsole text
環境変数¶
- DISPLAY
- デフォルトのホストとディスプレイ番号を取得するために使う。
- XENVIRONMENT
- リソースファイルの名前の取得に用いる。取得したファイルの内容は、
RESOURCE_MANAGER
プロパティに格納されている大域リソースを上書きする。
ファイル¶
<XRoot>/lib/X11/app-defaults/XConsole -
必要なリソースを指定
関連項目¶
X(7),
xrdb(1), Athena Text widget
Keith Packard (MIT X Consortium)