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SIGQUEUE(3) | Linux Programmer's Manual | SIGQUEUE(3) |
名前¶
sigqueue - シグナルとデータをプロセスに送る書式¶
#include <signal.h>glibc 向けの機能検査マクロの要件 ( feature_test_macros(7) 参照):
説明¶
sigqueue() は sig で指定されたシグナルを、PID が pid であるプロセスに送る。 シグナルを送るのに必要な権限は kill(2) と同じである。 kill(2) と同様に、ヌル・シグナル (0) を使って 指定した PID のプロセスが存在するかをチェックすることができる。 value 引き数はシグナルと一緒に送るデータの付属アイテムを指定する。 value は (整数またはポインタの値であり) 以下のような型である。union sigval { int sival_int; void *sival_ptr; };
返り値¶
成功した場合、 sigqueue() は 0 を返す。 これは受け取り側プロセスの待ち行列に シグナルが正しく入れられたことを示す。 失敗した場合は -1 が返され、 errno がエラーを表す値に設定される。エラー¶
- EAGAIN
- 待ち行列に入れられるシグナルの最大数に達した (より詳しい情報は signal(7) を参照すること)。
- EINVAL
- sig が不正である。
- EPERM
- このプロセスには、受け取り側プロセスにシグナルを送る権限がない。 必要な権限については、 kill(2) を参照すること。
- ESRCH
- pid にマッチする PID のプロセスがない。
バージョン¶
このシステムコールは Linux 2.2 で初めて登場した。準拠¶
POSIX.1-2001.注意¶
この関数を呼び出したプロセスにこの関数がシグナルを送ったときに、 シグナルが呼び出し側スレッドにブロックされず、 かつ (シグナルがブロックされなかった、または sigwait(3) を使用するのを待っていることにより) このシグナルを扱うスレッドが何もない場合は、 この関数がリターンする前に、少なくとも そのスレッドに対してシグナルが配送されていなければならない。uinfo.si_signo = sig; /* argument supplied to sigqueue() */ uinfo.si_code = SI_QUEUE; uinfo.si_pid = getpid(); /* Process ID of sender */ uinfo.si_uid = getuid(); /* Real UID of sender */ uinfo.si_value = val; /* argument supplied to sigqueue() */
関連項目¶
kill(2), rt_sigqueueinfo(2), sigaction(2), signal(2), pthread_sigqueue(3), sigwait(3), signal(7)この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.41 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2012-03-25 | Linux |