pthread_yield -
プロセッサを明け渡す
(yield)
#include <pthread.h>
int pthread_yield(void);
-pthread
を付けてコンパイルとリンクを行う。
pthread_yield()
を呼び出すと、呼び出したスレッドは
CPU を手放す。
スレッドはそのスレッドの静的優先度の実行キューの末尾に回り、
別のスレッドが実行されるようにスケジューリングされる。
詳細は
sched_yield(2)
を参照。
返り値¶
成功すると、
pthread_yield() は
0 を返す。
エラーの場合、エラー番号を返す。
エラー¶
Linux
では、この関数の呼び出しは常に成功する
(ただし、移植性や将来も動作することを保証したいアプリケーションでは
正のエラーの返り値を処理するようにすべきである)。
この関数は非標準だが、他のいくつかのシステムにも存在する。
代わりに、標準化されている
sched_yield(2) を使うこと。
Linux では、この関数は
sched_yield(2)
を呼び出す形で実装されている。
関連項目¶
sched_setscheduler(2),
sched_yield(2) pthreads(7)
この文書について¶
この man ページは Linux
man-pages
プロジェクトのリリース
3.41 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man-pages/
に書かれている。