.\" .\" .\" Licensed to the Apache Software Foundation (ASF) under one .\" or more contributor license agreements. See the NOTICE file .\" distributed with this work for additional information .\" regarding copyright ownership. The ASF licenses this file .\" to you under the Apache License, Version 2.0 (the .\" "License"); you may not use this file except in compliance .\" with the License. You may obtain a copy of the License at .\" http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0 .\" Unless required by applicable law or agreed to in writing, .\" software distributed under the License is distributed on an .\" "AS IS" BASIS, WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY .\" KIND, either express or implied. See the License for the .\" specific language governing permissions and limitations .\" under the License. .\" .\" .\" You can view this file with: .\" nroff -man [filename] .\" .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* .\" .\" translated for 1.14.2, 2022-04-11 ribbon .\" .TH svnserve.conf 5 .SH 名前 svnserve.conf \- svnserve に対するリポジトリ設定ファイル .SH 書式 .TP \fIrepository\-path\fP\fB/conf/svnserve.conf\fP .SH 説明 \fBsvnserve.conf\fP は、 リポジトリごとに \fBsvnserve\fP デーモンの動作を制御します。 このファイルは、 リポジトリのサブディレクトリ \fBconf\fP に置きます。 .PP ファイルの全体的な構造は、 Subversionユーザー構成ファイルの構造と同じです。 最上位にセクションがあり、 セクションを表す単語を角カッコで囲みます。 各セクションの配下では変数を定義します。 その書式は "変数 = 値" とします。 行頭が '#' から始まる行は無視されます。 \fBsvnserve.conf\fP では今のところ、 "general" というセクションただ 1 つが用いられていて、 以下に示す変数がサポートされています。 .PP .TP 5 \fBanon\-access\fP = \fBnone\fP|\fBread\fP|\fBwrite\fP 未認証ユーザーのアクセスレベルを設定します。 \fBwrite\fP アクセスは、 リポジトリに対するすべての操作を許可します。 \fBread\fP アクセスは、 コミットやリビジョンプロパティの変更以外の操作を許可します。 \fBnone\fP アクセスは、 アクセスを拒否します。 デフォルトのレベルは \fBread\fP です。 .PP .TP 5 \fBauth\-access\fP = \fBnone\fP|\fBread\fP|\fBwrite\fP 認証ユーザーのアクセスレベルを設定します。 アクセスレベルは、 上と同じものを用います。 デフォルトのレベルは \fBwrite\fP です。 .PP .TP 5 \fBpassword\-db\fP = \fIfilename\fP パスワードデータベースの場所を設定します。 \fIfilename\fP は、リポジトリの conf ディレクトリからの相対パスとすることができます。 デフォルト値はありません。 パスワードデータベース全体の形式は svnserve.conf と同じです。 ただし利用されるセクションは "users" ただ 1 つです。 そしてセクション内に指定される変数がユーザー名であり、 その値がパスワードです。 .PP .TP 5 \fBauthz\-db\fP = \fIpath\fP オプション authz\-db は、 認証ルールを定めたファイルの場所を指定するものであり、 このファイルにより、 パス (path) ベースのアクセス制御を実現します。 \fIpath\fP には、 リポジトリの conf ディレクトリからの相対パスを指定することもできます。 リポジトリの相対的な URL (^/) を使うか、 Subversion リポジトリ内のテキストファイルを示すための file:// URL を使うことができます。 この設定にデフォルトはありません。 この authz\-db を設定しなかった場合、 パスベースのアクセス制御は行われません。 .PP .TP 5 \fBrealm\fP = \fIrealm\-name\fP リポジトリの認証領域 (authentication realm) を設定します。 2 つのリポジトリが同一のパスワードデータベースを利用するのであれば、 領域は同一でなければなりません。 その逆もまた同様です。 この関連付けにより、 クライアントは複数のリポジトリに対して、 ただ 1 つキャッシュされたパスワードを利用できるようになります。 realm 値のデフォルトは、 そのリポジトリの uuid です。 .SH 例 以下に示す \fBsvnserve.conf\fP の例では、 認証ユーザーに対して read アクセス、 匿名ユーザーに対してアクセス拒否を設定しています。 また同一ディレクトリ内にある passwd データベースを設定し、 領域 (realm) 名を定義しています。 .PP .nf [general] anon\-access = none auth\-access = read password\-db = passwd realm = My First Repository .fi .PP ファイル "passwd" の例は以下のとおりです。 .PP .nf [users] joeuser = joepassword jayrandom = randomjay .fi .SH 関連項目 \fBsvnserve\fP(8)