.\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* .\" .\" translated for 2.0.7, 2022-05-05 ribbon .\" .TH ITSTOOL 1 2013/12 "itstool 2.0.7" .SH 名前 itstool \- ITS を用いた XML、PO 間の変換 .SH 書式 itstool [OPTIONS] XMLFILES... .br itstool \fB\-m\fP [OPTIONS] XMLFILES... .br itstool \fB\-j\fP [OPTIONS] MOFILES... .SH 説明 \fBitstool\fP は XML ファイルからメッセージを抽出して、 PO テンプレートファイルに出力します。 そして、 MO ファイルから翻訳をマージして、 翻訳済 XML ファイルを生成します。 何を翻訳して、 どのようにメッセージに切り分けるかは、 W3C Internationalization Tag Set (ITS) を用いて決定します。 XML ファイル \fBXMLFILES\fP からメッセージを抽出して、 これを \fBOUT.pot\fP に出力するには、 以下のようにします: \fBitstool \-o OUT.pot XMLFILES\fP 以下では、 既存の翻訳あるいは翻訳文字列とのマージを行った後に、 \fBmsgfmt(1)\fP を用いて MO ファイルを生成します。 そして翻訳ファイルをディレクトリ \fBDIR\fP に出力します: \fBitstool \-m OUT.mo \-o DIR XMLFILES\fP 1 つの入力 XML ファイルと、 対応する MO ファイルを使って、 多言語対応した XML ファイルを 1 つだけ生成して出力することもできます: \fBitstool \-j FILE.xml \-o OUT.xml MOFILES\fP ITS 定義は、 以下のものからロードされます。 ビルトインルール、 ソース XML ファイル内に記述されたルール、 \fB\-i\fP オプションを使って指定されたファイルの内容、 ソース XML ファイル内に定義された ITS 属性、 です。ここで列記した後ろのものほど、 その定義が優先されます。 \fB\-n\fP オプションを指定すれば、 ビルトインルールを無効にすることができます。 .SH オプション .SS 抽出 .IP "\fB\-o \fP\fIOUT.pot\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-out \fP\fIOUT.pot\fP" 4 PO テンプレートをファイル \fBOUT.pot\fP に出力します。 .SS マージ .IP "\fB\-m \fP\fIMOFILE\fP \fIXMLFILES\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-merge \fP\fIMOFILE\fP \fIXMLFILES\fP" 4 MO ファイル \fBMOFILE\fP をマージして、 ソースファイル \fBXMLFILES\fP に対応した翻訳 XML ファイルを出力します。 .IP "\fB\-l \fP\fILANG\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-lang \fP\fILANG \fP" 4 XML に出力する言語コードを明示的に指定します。 .IP "\fB\-o \fP\fIOUT\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-out \fP\fIOUT \fP" 4 XML ファイルをディレクトリ \fBOUT\fP に出力します。 .SS 結合 .IP "\fB\-j \fP\fIXMLIFILE\fP \fIMOFILES\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-join \fP\fIXMLFILE\fP \fIMOFILES\fP" 4 \fBMOFILES\fP から翻訳を集めて、 ソースファイル \fBXMLFILE\fP に基づいた多言語対応したファイルを出力します。 .IP "\fB\-o \fP\fIOUT.xml\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-out \fP\fIOUT.xml\fP" 4 XML ファイル \fBOUT.xml\fP に出力します。 .SS 共通 .IP "\fB\-i \fP\fIITS\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-its \fP\fIITS\fP" 4 ITS ルールをファイル \fBITS\fP からロードします (複数回の指定が可能です)。 .IP \fB\-n\fP 4 .PD 0 .IP \fB\-\-no\-builtins\fP 4 itstool が提供するビルトインの ITS ルールを適用しません。 .IP \fB\-s\fP 4 .PD 0 .IP \fB\-\-strict\fP 4 PO ファイル内の XML が誤っていた場合には、エラー終了します。 .IP \fB\-d\fP 4 .PD 0 .IP \fB\-\-load\-dtd\fP 4 入力とする XML ファイルが利用する外部 DTD をロードします。 .IP \fB\-k\fP 4 .PD 0 .IP \fB\-\-keep\-entities\fP 4 PO ファイル内のエンティティへの参照を展開しないままとします。 .IP "\fB\-p \fP\fINAME VALUE\fP" 4 .PD 0 .IP "\fB\-\-param \fP\fINAME VALUE\fP" 4 ITS パラメーター \fBNAME\fP に、 値 \fBVALUE\fP を定義します (複数指定が可能です)。 .SH 著者 Shaun McCance .SH 関連項目 \fBitstool\fP のより詳細なドキュメントは、 オンラインにて保守されています。 詳しくは以下を参照してください。 \fBhttp://itstool.org/documentation/\fP