.\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Sat Mar 10 00:45:37 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .TH ATALK 4 "17 Dec 1991" "netatalk 1.2" .SH 名前 atalk \- AppleTalk プロトコルファミリー .SH 書式 .B #include .br .B #include .SH 説明 AppleTalk プロトコルファミリーは、 データグラム配送プロトコル (Datagram Delivery Protocol, DDP) の 上位層のプロトコルの集合で、AppleTalk アドレスフォーマットを使う。 AppleTalk ファミリーは SOCK_STREAM (ADSP), SOCK_DGRAM (DDP), SOCK_RDM (ATP), SOCK_SEQPACKET (ASP) を提供する。 現在のところカーネルには DDP のみが実装されている。 ATP と ASP はユーザーレベルのライブラリで実装されている。 ADSP の実装も計画されている。 .SH アドレッシング AppleTalk アドレスは 3 バイトの大きさで、 ネットワークバイトオーダーで格納される。 インクルードファイル .RB < netatalk/at.h > で AppleTalk アドレスフォーマットが定義されている。 .LP AppleTalk プロトコルファミリーのソケットは、以下のアドレス構造体を使う。 .sp 1 .RS .nf struct sockaddr_at { short sat_family; u_char sat_port; struct at_addr sat_addr; char sat_zero[ 8 ]; }; .fi .RE .sp 1 ソケットのポートは .BR bind (2) によって設定できる。 .B bind のノードは常に、「そのノード」を表す .B ATADDR_ANYNODE でなければならない。 ネットは .B ATADDR_ANYNET または .B ATADDR_LATENET である。 .B ATADDR_ANYNET はマシンの (最初に設定される)「プライマリ」アドレスに対応する。 .B ATADDR_LATENET になっていると、送信パケットのアドレスは送信時に決定される。 すなわち、後 (late) で決まる。 .B ATADDR_LATENET は、各ネットワークインターフェースに対して ひとつずつソケットをオープンすることと等価である。 ソケットのポートと、プライマリアドレスまたは .B ATADDR_LATENET の一方が .BR getsockname (2) によって返される。 .SH 関連項目 .\" .BR ddp (4P), .\" .BR atp (3N), .\" .BR asp (3N), .BR bind (2), .BR getsockname (2), .BR atalkd (8).