.\" $Id: afpd.conf.5.tmpl,v 1.3 2002/05/03 22:51:34 jmarcus Exp $ .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001-2002 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Tue Mar 13 01:02:08 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" Updated & Modified Sat Sep 8 17:49:44 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" Updated & Modified Sun Nov 10 02:44:55 JST 2002 .\" by Yuichi SATO .\" .\"WORD: clear text 平文 .\" .TH afpd.conf 5 "28 September 2000" "netatalk 1.5" .UC 4 .SH 名前 afpd.conf \- afpd(8) によって使われる設定ファイル。ファイル共有サービスの設定する .SH 説明 \fB/etc/netatalk/afpd.conf\fR は afpd によって使われる設定ファイルで、 それを提供する個々の仮想ファイルサーバーの動作と設定を決定する。 \fB#\fR が先頭にない行が解釈される。 設定ファイルの行は以下のように構成される: .RS .sp .I server name .B [ .I options .B ] .sp .RE server name の代わりに \fB-\fR が使われた場合、 デフォルトのサーバーが指定される。 server name がスペースを含む場合は、クォートしなければならない。 path は、完全なフルパス名・シェルの省略形 \fB~\fR を使ったパス名・ 以下に示す代入変数のいずれかを使ったパス名、でなければならない。 指定可能なオプションとその意味を以下に示す: .TP .I AppleVolumes ファイル .TP .B -defaultvol [path] AppleVolumes.default ファイルのパスを指定する (デフォルトは \fB/etc/netatalk/AppleVolumes.default\fR)。 .TP .B -nlspath [path] コードページのパスを指定する (デフォルトは \fB/etc/netatalk/nls\fR)。 .TP .B -systemvol [path] AppleVolumes.system ファイルのパスを指定する (デフォルトは \fB/etc/netatalk/AppleVolumes.system\fR)。 .TP .B -[no]uservol ユーザー個人のボリュームファイルエントリの読み込みを有効または無効にする。 .TP .B -[no]uservolfirst システム全体の \fBAppleVolumes.default\fR ファイルを処理する前に行う、 ユーザー個人のボリュームファイルの読み込みを有効または無効にする。 .TP .I 認証法 .TP .B -uamlist [uams list] UAM (訳註: User Authentication Method, ユーザー認証法) を コンマで区切ってリスト指定する (デフォルトは \fBuams_guest.so,uams_passwd.so,uams_dhx_passwd.so\fR)。 最も一般に使われる UAM を以下に示す。 \fBuams_dhx_passwd.so または uams_dhx_pam.so\fR - Diffie-Hellman eXchange (DHX) を使ったログインを許可する。 \fBuams_guest.so\fR - ゲストログインを許可する。 \fBuams_passwd.so または uams_pam.so\fR - 平文パスワードによるログインを許可する。 \fBuams_randum.so\fR - 乱数と双方向乱数通信による認証を許可する (\fB/etc/netatalk/afppaswd\fR ファイルが必要である)。 .TP .B -uampath [path] サーバーの UAM のデフォルトパスを設定する (デフォルトは /etc/netatalk/uams)。 .TP パスワードオプション .TP .B -loginmaxmail [number] UAM でサポートされている場合に、ログイン失敗の最大回数を設定する。 .TP .B -passwdfile [path] サーバーの乱数パスワードファイルのパスを設定する (デフォルトは \fB/etc/netatalk/afppasswd\fR)。 .TP .B -passwdminlen [number] UAM でサポートされている場合に、最小のパスワード文字数を設定する。 .TP .B -[no]savepassword クライアントがローカルにパスワードを保存することを、許可または不許可にする。 .TP .B -[no]setpassword クライアントがパスワードを変更することを、許可または不許可にする。 .TP .I 転送プロトコル .TP .B -[no]ddp AFP-over-Appletalk を有効または無効にする。 \fB-proxy\fR を指定する場合には、 これではなく \fB-uamlist ""\fR を用いて、 DDP 接続が動作しないようにしなければならない。 .TP .B -[no]tcp AFP-over-TCP を有効または無効にする。 .TP 転送オプション .TP .B -admingroup [group] 指定した特定のグループに属するユーザーがログインした場合、 スーパーユーザーになることを許可する。 このオプションはデフォルトでは無効にされている。 .TP .B -ddpaddr [ddp address] サーバーの DDP アドレスを指定する。 デフォルトでは自動的に割り当てられたアドレス (0.0) である。 このオプションは、複数のホームがあるホストを稼働させている場合にのみ役立つ。 .TP .B -fqdn [name:port] 完全なドメイン名を指定する。オプションとしてポートを指定する。 サーバーが名前を解決できなかった場合は、破棄される。 このオプションは、AppleShare クライアント 3.8.3 以前では動作しない。 このオプションは、デフォルトでは無効である。 .TP .B -ipaddr [ip address] サーバーが応答すべき IP を指定する (デフォルトはシステムの最初の IP アドレスである)。 このオプションにより、そのマシンが他のマシンに TCP/IP を広報することも可能になる。 .TP .B -port [port number] AFP-over-TCP で他の TCP ポートを指定する。 デフォルトは 548 である。 .TP .B -proxy 指定された AFP-over-TCP サーバーとして AppleTalk プロキシサーバーを実行する。 アドレスとポートが指定されない場合、 システムの最初の IP アドレスとポート 548 が使われる。 プロキシサーバーを DDP サーバーとして同時に動作させたくない場合は、 \fB-uamlist ""\fR を設定すること。 .TP .B -server_quantum [number] DSI サーバーの quantum を設定する。 最小値は 1 MB である。最大値は 0xFFFFFFFFF である。 範囲外の値を指定した場合、デフォルトの値 (最小値) が設定される。 .TP .B -noslp (Service Location Protocol のサポートが組み込まれている場合に) SLP を使ったサーバーの登録を行わない。 複数のサーバーが稼働しているときは、 このサーバーが他のサーバーに公表されてしまうので、 それを隠したい場合に役立つ。 .TP .I その他のオプション .TP .B -guestname [name] ゲストが使うべきユーザーアカウントを指定する (デフォルトは \fB"nobody"\fR である)。 名前はクォートすべきである。 .TP .B -icon プラットフォーム固有のアイコンを使う。 .TP .B -loginmsg [message] クライアントがログオンした時に表示されるメッセージを設定する。 メッセージはクォートすべきである。 .TP .B -nodebug デバッグを無効にする。 .TP .B -tickleval [number] tickle タイムアウトの間隔を (秒単位で) 設定する。 .SH 関連項目 afpd(8), AppleVolumes.default(5)