.\" $Id: AppleVolumes.default.5.tmpl,v 1.2 2001/02/28 16:53:24 rufustfirefly Exp $ .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Tue Mar 13 01:02:08 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" Updated & Modified Sat Sep 8 17:49:44 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .\"WORD: chooser セレクタ (MacOS 日本語版) .\" .TH AppleVolumes.default 5 "20 September 2000" "netatalk 1.5" .UC 4 .SH 名前 AppleVolumes.default \- afpd(8) によって使われる設定ファイル。Appletalk を経由して使用可能な共有を決定する .SH 説明 \fB/etc/netatalk/AppleVolumes.default\fR は afpd によって使われる設定ファイルで、 Appletalk を経由してファイルシステムのどの部分を共有するかを決定する。 また、(共有の) 動作も決定する。 \fB#\fR が先頭にない行が解釈される。 設定ファイルの行は、以下のように構成されている: .RS .sp .I path .B [ .I chooser name .B ] [ .I options .B ] .sp .RE path は、完全なフルパス名・シェルの省略形 \fB~\fR を使ったパス名・ 以下に示す代入変数のいずれかを使ったパス名、でなければならない。 chooser name は、適切な共有を示すために Macintosh のセレクタに現れる名前である。 名前にスペースがある場合は、 (例えば \fB"File Share"\fR のように) クォートすべきである。 chooser name は 27 文字を超えることはできず、 \fB:\fR 文字を含めることはできない。 使用可能なオプションとその意味は、以下の通りである: .TP .B allow:[users/groups] allow オプションは、指定されたユーザーとグループが 共有にアクセスすることを許可する。 ユーザーやグループは、コンマで区切って指定する。 グループは \fB@\fR を前に置くことで明示する。 \fI例:\fR \fBallow:user1,user2,@group\fR .TP .B casefold:[option] casefold オプションは大文字小文字間の変換方法を指定する。 指定可能なオプションは以下の通りである: \fBtolower\fR - (「サーバー」→「クライアント」および 「クライアント」→「サーバー」の両方向で) 大文字を小文字にする。 \fBtoupper\fR - (「サーバー」→「クライアント」および 「クライアント」→「サーバー」の両方向で) 小文字を大文字にする。 \fBxlatelower\fR - 「サーバー」→「クライアント」では大文字を小文字にする。 「クライアント」→「サーバー」では小文字を大文字にする。 \fBxlateupper\fR - 「サーバー」→「クライアント」では小文字を大文字にする。 「クライアント」→「サーバー」では大文字を小文字にする。 .TP .B codepage:[nls file] codepage オプションは nls ディレクトリから特定のコードページをロードする。 .TP .B dbpath:[path] 指定された \fBpath\fR にデータベース情報を格納する。 .TP .B deny:[users/groups] deny オプションは、共有へのアクセスを許可しないユーザーとグループを指定する。 このオプションは、\fBallow\fR オプションと同じフォーマットに従う。 .TP .B options:[option] このオプションは、複数のオプションをコンマで区切ったフォーマットで指定する。 指定可能なオプションは: \fBcrlf\fR - テキストファイルの CR/LF 変換を有効にする。 \fBdropbox\fR - ボリュームを "dropbox" として宣言する。 この機能を使うには、netatalk が dropkludge をサポートするように コンパイルされていなければならない。 \fBlimitsize\fR - 表示されるディスクサイズを 2 GB に制限することで、 古い Macintosh が新しい Appleshare を使えるようにするための仕組みである。 \fBmswindows\fR - MS WinXX で強要されるファイル名に強制的に制限する。 コードページが既に指定されていない場合は、 MS のデフォルトのコードページ (iso8859-1) を起動する。 \fBnoadouble\fR - リソースフォークが必要としない限り、 afpd に .AppleDouble を作成させない。 \fBnohex\fR - ドットファイル以外に対して :hex 変換を無効にする。 このオプションは \fB/\fR 文字を不正な文字とする。 \fBprodos\fR - Apple II クライアントとの互換性を提供する。 \fBro\fR - 全てのユーザーに対して共有を読み込みだけ (read only) に指定する。 \fBusedots\fR - ドットファイルに対して :hex 変換をしない。 このオプションは .Parent, .Apple* のような全てのファイルを 不正なファイルとする。 サーバー側で作成されたドットファイルはクライアント側から見えない。 .TP .B password:[password] このオプションによりボリュームに対してパスワードを設定できる。 パスワードは最大 8 文字の長さである。 .TP .B rolist:[users/groups] 特定のユーザーやグループに対して、共有への読み込みだけのアクセスを許可する。 このオプションは \fBallow\fR オプションのフォーマットに従う。 .TP .B rwlist:[users/groups] 特定のユーザーやグループに対して、共有への読み書きのアクセスを許可する。 このオプションは \fBallow\fR オプションのフォーマットに従う。 .P 代入に使われる変数を以下に示す: .TP .B $c クライアントの IP または appletalk アドレス .TP .B $f フルネーム (passwd ファイルの gecos フィールドの内容) .TP .B $g グループ名 .TP .B $h ホスト名 .TP .B $s サーバー名 (これはホスト名にもできる) .TP .B $u ユーザー名 (ゲストの場合は、ゲストとして実行されているユーザーの名前) .TP .B $v ボリューム名 (ADEID_NAME またはパスのベース名) .TP .B $z appletalk ゾーン (存在しないかもしれない) .TP .B $$ ドル記号 (\fb$\fR) を表示する .SH 関連項目 afpd(8)