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FDIM(3) Linux Programmer's Manual FDIM(3)

名前

fdim, fdimf, fdiml - 正の差分を計算する

書式

#include <math.h>

double fdim(double x, double y);
float fdimf(float x, float y);
long double fdiml(long double x, long double y);

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

fdimf(), fdiml():

_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L

説明

これらの関数は、二つの引数間の正の差分 max(x-y,0) を返す。

返り値

成功すると、これらの関数は正の差分を返す。

xy が NaN の場合、NaN が返される。

結果がオーバーフローする場合、範囲エラー (range error) が発生し、 各関数はそれぞれ HUGE_VAL, HUGE_VALF, HUGE_VALL を返す。

エラー

これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。

以下のエラーが発生する可能性がある。

範囲エラー (range error): 結果のオーバーフロー
errnoERANGE が設定される。 オーバーフロー浮動小数点例外 (FE_OVERFLOW) が上がる。

バージョン

これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

インターフェース 属性
fdim(), fdimf(), fdiml() Thread safety MT-Safe

準拠

C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

バグ

Before glibc version 2.24 on certain architectures (e.g., x86, but not x86_64) these functions did not set errno.

関連項目

fmax(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2020-06-09