'\" -*- coding: UTF-8 -*-
.if \n(.g .ds T< \\FC
.if \n(.g .ds T> \\F[\n[.fam]]
.de URL
\\$2 \(la\\$1\(ra\\$3
..
.if \n(.g .mso www.tmac
.TH lxc-info 1 2024-03-30 "" ""
.SH NAME
lxc-info \- コンテナに関する情報の問い合わせ 
.SH SYNOPSIS
'nh
.fi
.ad l
\*(T<\fBlxc\-info\fR\*(T> \kx
.if (\nx>(\n(.l/2)) .nr x (\n(.l/5)
'in \n(.iu+\nxu
{-n \fIname\fR} [-c \fIKEY\fR] [-s] [-p] [-i] [-S] [-H]
'in \n(.iu-\nxu
.ad b
'hy
.SH 説明
\fBlxc-info\fR は、コンテナに関する情報を問い合わせ、表示します。
.SH 
.TP 
\*(T<\fB\-c, \-\-config \fR\*(T>\fIKEY\fR 
コンテナの設定値を表示します。このオプションは複数の key = value のペアを表示したい場合には複数回指定することも可能です。
.TP 
\*(T<\fB\-s, \-\-state\fR\*(T> 
コンテナの状態のみを表示します。
.TP 
\*(T<\fB\-p, \-\-pid\fR\*(T> 
コンテナの pid を表示します。
.TP 
\*(T<\fB\-i, \-\-ips\fR\*(T> 
コンテナの IP アドレスを表示します。
.TP 
\*(T<\fB\-S, \-\-stats\fR\*(T> 
コンテナの統計情報を表示します。
パフォーマンスへの影響を考慮して、カーネルメモリの使用量は、カーネルメモリの制限値が設定されない限りはカウントされません。
もし、制限が設定されていない場合、\fBlxc-info\fR はカーネルメモリの使用量を 0 と表示します。制限は

.nf
\*(T<
            lxc.cgroup.memory.kmem.limit_in_bytes = \fInumber\fR
            \*(T>
.fi

のように、コンテナの設定ファイルで指定することができます。詳しくは、
\fBlxc.conf\fR(5)
を参照してください。
.TP 
\*(T<\fB\-H, \-\-no\-humanize\fR\*(T> 
コンテナの統計情報を人間が読みやすい形に加工しないでそのまま表示します。
デフォルトは人間が読みやすい形の統計情報を表示します。
.SH 共通オプション
ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。
.TP 
\*(T<\fB\-?, \-h, \-\-help\fR\*(T>
通常より長い使い方のメッセージを表示します。
.TP 
\*(T<\fB\-\-usage\fR\*(T>
使い方を表示します。
.TP 
\*(T<\fB\-q, \-\-quiet\fR\*(T>
出力を抑制します。
.TP 
\*(T<\fB\-P, \-\-lxcpath=\fR\*(T>\fIPATH\fR
デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。
.TP 
\*(T<\fB\-o, \-\-logfile=\fR\*(T>\fIFILE\fR
追加のログを \fIFILE\fR に出力します。デフォルトは出力しません。
.TP 
\*(T<\fB\-l, \-\-logpriority=\fR\*(T>\fILEVEL\fR
ログの優先度を \fILEVEL\fR に設定します。デフォルトの優先度は \*(T<ERROR\*(T> です。以下の値を設定可能です:
\*(T<FATAL\*(T>, \*(T<ALERT\*(T>,
\*(T<CRIT\*(T>,
\*(T<WARN\*(T>, \*(T<ERROR\*(T>,
\*(T<NOTICE\*(T>, \*(T<INFO\*(T>,
\*(T<DEBUG\*(T>, \*(T<TRACE\*(T>。

このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。
.TP 
\*(T<\fB\-n, \-\-name=\fR\*(T>\fINAME\fR
\fINAME\fR という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列です。
.TP 
\*(T<\fB\-\-rcfile=\fR\*(T>\fIFILE\fR
コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。

(lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合でも、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。
.TP 
\*(T<\fB\-\-version\fR\*(T>
バージョン番号を表示します。
.SH 例
.TP 
lxc-info -n foo
foo という名前のコンテナの情報を表示します。
.TP 
lxc-info -n 'ubuntu.*'
ubuntu という文字列で始まる名前の全てのコンテナの情報を表示します。
.TP 
lxc-info -n foo -c lxc.net.0.veth.pair
コンテナ foo の veth pair を表示します。
.SH "SEE ALSO"
\fBlxc\fR(7),
\fBlxc-create\fR(1),
\fBlxc-copy\fR(1),
\fBlxc-destroy\fR(1),
\fBlxc-start\fR(1),
\fBlxc-stop\fR(1),
\fBlxc-execute\fR(1),
\fBlxc-console\fR(1),
\fBlxc-monitor\fR(1),
\fBlxc-wait\fR(1),
\fBlxc-cgroup\fR(1),
\fBlxc-ls\fR(1),
\fBlxc-info\fR(1),
\fBlxc-freeze\fR(1),
\fBlxc-unfreeze\fR(1),
\fBlxc-attach\fR(1),
\fBlxc.conf\fR(5)
.SH 作者
Stéphane Graber <\*(T<stgraber@ubuntu.com\*(T>>