'\" t .\" Title: gfservice .\" Author: [FIXME: author] [see http://www.docbook.org/tdg5/en/html/author] .\" Generator: DocBook XSL Stylesheets vsnapshot .\" Date: 15 Feb 2013 .\" Manual: Gfarm .\" Source: Gfarm .\" Language: English .\" .TH "GFSERVICE" "1" "15 Feb 2013" "Gfarm" "Gfarm" .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * Define some portability stuff .\" ----------------------------------------------------------------- .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ .\" http://bugs.debian.org/507673 .\" http://lists.gnu.org/archive/html/groff/2009-02/msg00013.html .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ .ie \n(.g .ds Aq \(aq .el .ds Aq ' .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * set default formatting .\" ----------------------------------------------------------------- .\" disable hyphenation .nh .\" disable justification (adjust text to left margin only) .ad l .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE * .\" ----------------------------------------------------------------- .SH "NAME" gfservice \- リモートホストから Gfarm のサーバーを制御する。 .SH "SYNOPSIS" .HP \w'\fBgfservice\fR\ 'u \fBgfservice\fR [\fIオプション\fR] サブコマンド [ホストID] [\fI引数\ \&.\&.\&.\fR] .SH "DESCRIPTION" .PP \fBgfservice\fR は、Gfarm の管理者がリモートホスト上の サーバー (\fBgfmd\fR、\fBgfsd\fR、PostgreSQL) を操作するためのツールです。 今のところ、OpenLDAP には対応していません。 サーバーの実行開始、停止、セットアップ (\fBconfig\-gfarm\fR や \fBconfig\-gfsd\fR の実行)、 サーバー廃止の後始末といったことができます。 .PP \fBgfservice\fR のコマンド行は、たとえば次のようになります。 .sp .if n \{\ .RS 4 .\} .nf \fBgfservice \fR\fB\fIstart\-gfmd\fR\fR\fB \fR\fB\fIgfmd2\fR\fR .fi .if n \{\ .RE .\} .PP ここで、「\fIstart\-gfmd\fR」はサブコマンド、 「\fIgfmd2\fR」 はホストID をそれぞれ表しています。 このコマンド行を実行すると、\fBgfservice\fR は 「\fIgfmd2\fR」と名付けられたホスト上の gfmd の 実行開始を試みます。 リモートのサーバーホストを指定する際、\fBgfservice\fR では ホスト名の代わりにホストID を用います。 ホストID (\fIgfmd1\fR、 \fIgfmd2\fR、\&.\&.\&.) は \fBgfservice\fR 用 の設定ファイルで定義します。 以下に、設定ファイルの記述例を載せます。 .sp .if n \{\ .RS 4 .\} .nf gfmd1=metadb1\&.example\&.com gfmd1_CONFIG_GFARM_OPTIONS="\-A $LOGNAME \-X" gfmd2=metadb2\&.example\&.com gfmd2_CONFIG_GFARM_OPTIONS="\-A $LOGNAME \-X" gfsd1=spool1\&.example\&.com gfsd2=spool2\&.example\&.com .fi .if n \{\ .RE .\} .PP \fBgfservice\fR は、読み込むべき設定ファイルのパスを次の要領 で決定します。 .sp .RS 4 .ie n \{\ \h'-04' 1.\h'+01'\c .\} .el \{\ .sp -1 .IP " 1." 4.2 .\} 「\fB\-f\fR \fIファイル\fR」オプションが指定 されていれば、その\fIファイル\fRを読み込みます。 .RE .sp .RS 4 .ie n \{\ \h'-04' 2.\h'+01'\c .\} .el \{\ .sp -1 .IP " 2." 4.2 .\} 上記以外の場合で、環境変数 \fIGFSERVICE_CONF\fR が定義され、 かつ値が空文字列でなければ、値として記されたファイルを読み込みます。 .RE .sp .RS 4 .ie n \{\ \h'-04' 3.\h'+01'\c .\} .el \{\ .sp -1 .IP " 3." 4.2 .\} 上記以外の場合は、$HOME/\&.gfservice を読み込みます。 .RE .PP \fBgfservice\fR は設定ファイルの読み込みに失敗すると、 エラーメッセージを出力して、ただちに終了します。 設定ファイルそれ自体は Bourne シェルスクリプトで、\fBgfservice\fR はそのファイルを自身の一部として取り込みます (正確に言えば、スクリプト として評価します)。 設定ファイルについての詳しい説明は、gfservice\&.conf(5) を参照して下さい。 .PP \fBgfservice\fR は、リモートホストと接続するために、SSH (Secure Shell) を使用します。 サブコマンド 1 個の処理を遂行する間、何度も \fBssh\fR を実行することがあるので、SSH エージェント (OpenSSH の \fBssh\-agent\fR など) を用いるか、パスフレーズが空の 認証キーを用いるなどして、パスフレーズを毎回入力しなくて済むように することをお薦めします。 .PP SSH に加えて、\fBgfservice\fR はリモートホスト上で root 権限を得るために Sudo コマンドを使用します。 各リモートホストの sudoers ファイル (Sudo の設定 ファイル) に以下のような行を足して下さい。 .sp .if n \{\ .RS 4 .\} .nf \fIuser\fR ALL=(root, _gfarmfs, _gfarmmd) NOPASSWD: gfservice\-agent .fi .if n \{\ .RE .\} .PP ここで、\fIuser\fR は \fBgfservice\fR を実行するユーザの名前です。 NOPASSWD は必須ではありませんが、省くと \fBsudo\fR は何度も パスワードを訊いてくることがあります。 .PP gfservice は SSH と Sudo を用いて、リモートホスト上にある \fBgfservice\-agent\fR というエージェントコマンドを実行します ので、\fBgfservice\fR コマンドで操作したいホストすべてに、 \fBgfservice\-agent\fR をインストールしておく必要があります。 .PP \fBgfservice\fRはユーザが新しくサブコマンドを追加できるよ うに、プラグインシステムを採用しています。 詳しい説明は "PLUG\-IN SYSTEM" の節を参照して下さい。 .SH "OPTIONS" .PP \fB\-d\fR .RS 4 デバッグ情報を出力します。 \fBgfservice\fR は、このオプションを \fBgfservice\-agent\fR に渡しますので、 \fBgfservice\-agent\fR からもデバッグ情報が出力されます。 .RE .PP \fB\-f\fR \fIファイル\fR .RS 4 デフォルトの設定ファイルの代わりに、「\fIファイル\fR」を 読み込みます。 .RE .PP \fB\-t\fR \fI時間\fR .RS 4 操作のタイムアウトを、「\fI時間\fR」秒とします。 \fBgfservice\fR がサーバープログラム (gfmd、gfsd、バックエンド データベース) の実行開始ないし終了を試みる際、処理が完了するか、もしくは \fBgfservice\fR の指定時間が経過するかまで待ちます。 「\fI時間\fR」として 「no」を指定すると、タイムアウトは 起きなくなります。 デフォルト値は、「no」です。 .RE .PP \fB\-k\fR .RS 4 このオプションが\fBconfig\-gfarm\fR サブコマンドもしくは \fBconfig\-gfarm\-master\fR サブコマンドと共に指定された場合、 \fBgfservice\fR は \fBgfkey\fR コマンドを用いて 共有秘密鍵ファイルを作成します。 .RE .SH "SUB\-COMMANDS FOR GFMD" .PP 以下に挙げているのは、\fBgfmd\fR を操作するサブコマンドです。 コマンド行に与えるホストID は、「gfmd\fIn\fR」 (gfmd1, gfmd2, \&.\&.\&.) でなくてはなりません。 それ以外の場合、\fBgfservice\fR はエラーを通知してただちに 終了します。 .PP \fBbackend\-db\-status\fR \fIホストID\fR .RS 4 バックエンドデータベースが実行中であれば、終了コード 0 で終了します。 それ以外の場合は、1 で終了します。 .RE .PP \fBgfmd\-status\fR \fIホストID\fR .RS 4 gfmd が実行中であれば、終了コード 0 で終了します。 それ以外の場合は、1 で終了します。 .RE .PP \fBstart\-backend\-db\fR \fIホストID\fR .RS 4 バックエンドデータベースが実行中でなければ、実行を開始します。 .RE .PP \fBstart\-gfmd\fR \fIホストID\fR .RS 4 \fBgfmd\fR が実行中でなければ、実行を開始します。 .RE .PP \fBstart\-gfmd\-master\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstart\-gfmd\fR の別名です。 .RE .PP \fBstart\-gfmd\-slave\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstart\-gfmd\fR と同じですが、gfmd には \fB\-S\fR オプションが付与されます。 .RE .PP \fBstart\-gfarm\fR \fIホストID\fR .RS 4 バックエンドデータベースおよび \fBgfmd\fR が実行中でなければ、 実行を開始します。 .RE .PP \fBstart\-gfarm\-master\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstart\-gfarm\fR の別名です。 .RE .PP \fBstart\-gfarm\-slave\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstart\-gfarm\fR と同じですが、gfmd には \fB\-S\fR オプションが付与されます。 .RE .PP \fBstop\-backend\-db\fR \fIホストID\fR .RS 4 バックエンドデータベースが実行中なら、実行を停止します。 .RE .PP \fBstop\-gfmd\fR \fIホストID\fR .RS 4 \fBgfmd\fR が実行中なら、実行を停止します。 .RE .PP \fBstop\-gfarm\fR \fIホストID\fR .RS 4 バックエンドデータベースおよび \fBgfmd\fR が実行中なら、 実行を停止します。 .RE .PP \fBkill\-gfmd\fR \fIホストID\fR .RS 4 \fBgfmd\fR が実行中なら、強制停止 (SIGKILL を送付) します。 .RE .PP \fBrestart\-backend\-db\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-backend\-db\fR と \fBstart\-backend\-db\fR を続けて実行します。 .RE .PP \fBrestart\-gfmd\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-gfmd\fR」と 「\fBstart\-gfmd\fR を続けて実行します。 .RE .PP \fBrestart\-gfmd\-master\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBrestart\-gfmd\fR の別名です。 .RE .PP \fBrestart\-gfmd\-slave\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-gfmd\fR と \fBstart\-gfmd\-slave\fR を続けて実行します。 .RE .PP \fBrestart\-gfarm\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-gfarm\fR と \fBstart\-gfarm\fR を続けて実行します。 .RE .PP \fBrestart\-gfarm\-master\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBrestart\-gfarm\fR の別名です。 .RE .PP \fBrestart\-gfarm\-slave\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-gfarm\fR と \fBstart\-gfarm\-slave\fR を続けて実行します。 .RE .PP \fBpromote\fR \fIホストID\fR .RS 4 \fBgfmd\fR をスレーブからマスターへ昇格させます。 .RE .PP \fBpromote\-gfmd\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBpromote\fR の別名です。 .RE .PP \fBset\-gfmd\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR \fI値\fR .RS 4 リモートホスト上の gfmd\&.conf ファイルに .sp .if n \{\ .RS 4 .\} .nf \fI設定名称\fR \fI値\fR .fi .if n \{\ .RE .\} .sp という行を加えます。 既に gfmd\&.conf に 「\fI設定名称\fR」という行が存在している場合、 \fBgfservice\fR はそれを削除してから、新たに行を追加します。 .RE .PP \fBset\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR \fI値\fR .RS 4 リモートホスト上の gfsd\&.conf ファイルに .sp .if n \{\ .RS 4 .\} .nf \fI設定名称\fR \fI値\fR .fi .if n \{\ .RE .\} .sp という行を加えます。 既に gfsd\&.conf に 「\fI設定名称\fR」という行が存在している場合、 \fBgfservice\fR はそれを削除してから、新たに行を追加します。 .RE .PP \fBunset\-gfmd\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR .RS 4 リモートホスト上の gfmd\&.conf ファイルから 「\fI設定名称\fR」行を削除します。 gfmd\&.conf ファイルに「\fI設定名称\fR」 行がない場合、ファイルは更新されません。 .RE .PP \fBunset\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR .RS 4 リモートホスト上の gfsd\&.conf ファイルから 「\fI設定名称\fR」行を削除します。 gfsd\&.conf ファイルに「\fI設定名称\fR」 行がない場合、ファイルは更新されません。 .RE .PP \fBbackup\-backend\-db\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上のバックエンドデータベースのバックアップを行い、 バックアップデータを標準出力へ出力します。 .RE .PP \fBbackup\-gfmd\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の gfarm2\&.conf ファイルを、標準出力 へ出力します。 .RE .PP \fBbackup\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の gfsd\&.conf ファイルを、標準出力 へ出力します。 .RE .PP \fBbackup\-usermap\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の usermap ファイルを、標準出力 へ出力します。 .RE .PP \fBrestore\-backend\-db\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上のバックエンドデータベースのデータを復旧します。 バックアップデータは、標準入力から読み込みます。 .RE .PP \fBrestore\-gfmd\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の gfmd\&.conf ファイルを復旧します。 \fBgfservice\fR は、gfmd\&.conf の バックアップデータを標準入力から読み込みます。 .RE .PP \fBrestore\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の gfsd\&.conf ファイルを復旧します。 \fBgfservice\fR は、gfsd\&.conf の バックアップデータを標準入力から読み込みます。 .RE .PP \fBrestore\-usermap\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の usermap ファイルを復旧します。 \fBgfservice\fR は、usermap の バックアップデータを標準入力から読み込みます。 .RE .PP \fBconfig\-gfarm\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上で \fBconfig\-gfarm\fR コマンドを実行します。 このとき、設定ファイルで変数 「gfmd\fIn\fR_CONFIG_GFARM_OPTIONS」が宣言されていれば、 その値が \fBconfig\-gfarm\fR にオプションとして付与されます。 レプリケーション機能を有効にするときは、このサブコマンドは使用せず、代わりに \fBconfig\-gfarm\-master\fR ないし \fBconfig\-gfarm\-slave\fR を使って下さい。 \fB\-k\fRオプションが指定されている場合、 \fBgfservice\fRは \fBgfkey\fR コマンドを用いて gfmd ホスト上に共有秘密鍵ファイルを作成します。 .RE .PP \fBconfig\-gfarm\-master\fR \fIホストID\fR .RS 4 このサブコマンドは \fBconfig\-gfarm\fR と基本的に同じですが、 gfmd のレプリケーションが自動的に有効になります。 .RE .PP \fBconfig\-gfarm\-slave\fR \fIホストID\fR \fIマスターホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBconfig\-gfarm\fR と基本的に同じですが、 レプリケーション機能が自動的に有効になり、 「\fIマスターホストID\fR」上で動作する gfmd のスレーブ として動作します。 \fBgfservice\fR は \fBgfmdhost\fR コマンドを 用いてこのスレーブホストをサーバーリストに加えます。 また、マスター gfmd ホスト上の gfarm2\&.conf ファイル を更新して、\fImetadb_server_list\fR にこのスレーブホストを 加え、設定ファイルで定義されているすべてのホストに配布します。 変数「gfmd\fIn\fR_PRIVATE_MODE」の値が「true」に セットされている場合は、同様に gfsd\&.conf ファイル を更新し、すべての gfmd ホストと gfsd ホストに配布します。 変数「gfmd\fIn\fR_AUTH_TYPE」の値が「sharedsecret」 の場合、共有秘密鍵ファイルをマスター gfmd ホストからこのスレーブ gfmd ホストへコピーします。 .RE .PP \fBunconfig\-gfarm\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-gfsd\fR を実行して、その後 gfmd や バックエンドデータベースが作成したファイルやディレクトリをすべて削除します。 スレーブ gfmd を廃止する場合は、代わりにサブコマンド \fBunconfig\-gfarm\-slave\fR を使用して下さい。 .RE .PP \fBunconfig\-gfarm\-master\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBunconfig\-gfarm\fR の別名です。 .RE .PP \fBunconfig\-gfarm\-slave\fR \fIホストID\fR \fIマスターホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBunonfig\-gfarm\fR と基本的に同じですが、 以下の追加処理を行います。 \fBgfmdhost\fR コマンドを用いてサーバーリストから、その スレーブホストを削除します。 また、設定ファイルで定義されているすべてのホストの gfarm2\&.conf を更新し、 \fImetadb_server_list\fR に設定されたサーバーリストから、 そのスレーブホストを削除します。 変数「gfmd\fIn\fR_PRIVATE_MODE」の値が「true」に セットされている場合は、同様に gfsd\&.conf ファイル を更新し、すべての gfmd ホストと gfsd ホストに配布します。 .RE .SH "SUB\-COMMANDS FOR GFSD" .PP 以下に挙げているのは、\fBgfsd\fR を操作するサブコマンドです。 コマンド行に与えるホストID は、「gfsd\fIn\fR」 (gfsd1, gfsd2, \&.\&.\&.) でなくてはなりません。 それ以外の場合、\fBgfservice\fR はエラーを通知してただちに 終了します。 .PP \fBgfsd\-status\fR \fIホストID\fR .RS 4 gfsd が実行中であれば、終了コード 0 で終了します。 それ以外の場合は、1 で終了します。 .RE .PP \fBstart\-gfsd\fR \fIホストID\fR .RS 4 \fBgfsd\fR が実行中でなければ、実行を開始します。 .RE .PP \fBstop\-gfsd\fR \fIホストID\fR .RS 4 \fBgfsd\fR が実行中なら、実行を停止します。 .RE .PP \fBrestart\-gfsd\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド\fBstop\-gfsd\fR と \fBstart\-gfsd\fR を続けて実行します。 .RE .PP \fBset\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR \fI値\fR .RS 4 gfmd 用の \fBset\-gfsd\-conf\fR サブコマンドと同じです。 .RE .PP \fBunset\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR .RS 4 gfmd 用の \fBunset\-gfsd\-conf\fR サブコマンドと同じです。 .RE .PP \fBbackup\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 gfmd 用の \fBbackup\-gfsd\-conf\fR サブコマンドと同じです。 .RE .PP \fBbackup\-usermap\fR \fIホストID\fR .RS 4 gfmd 用の \fBbackup\-usermap\fR サブコマンドと同じです。 .RE .PP \fBrestore\-gfsd\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 gfmd 用の \fBrestore\-gfsd\-conf\fR サブコマンドと同じです。 .RE .PP \fBrestore\-usermap\fR \fIホストID\fR .RS 4 gfmd 用の \fBrestore\-usermap\fR サブコマンドと同じです。 .RE .PP \fBconfig\-gfsd\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上で \fBconfig\-gfsd\fR コマンドを実行します。 このとき、設定ファイルで変数 「gfsd\fIn\fR_CONFIG_GFARM_OPTIONS」が宣言されていれば、 その値が \fBconfig\-gfsd\fR にオプションとして付与されます。 また、\fBgfservice\fR は \fBgfhost\fR コマンド を用いて、リモートホストをファイルシステムノードとして登録します。 変数「gfsd\fIn\fR_AUTH_TYPE」の値が「sharedsecret」 の場合、共有秘密鍵ファイルを gfmd1 から gfsd ホストへコピーします。 .RE .PP \fBunconfig\-gfsd\fR \fIホストID\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-gfsd\fR を実行して、その後 gfsd が 作成したファイルやディレクトリをすべて削除します。 .RE .SH "SUB\-COMMANDS FOR CLIENT" .PP 以下に挙げているのは、クライアントを操作するサブコマンドです。 コマンド行に与えるホストID は、「gfmd\fIn\fR」 (gfmd1, gfmd2, \&.\&.\&.)、「gfsd\fIn\fR」(gfsd1, gfsd2, \&.\&.\&.)、 「client\fIn\fR」(client1, client2, \&.\&.\&.) のいずれか でなくてはなりません。 それ以外の場合、\fBgfservice\fR はエラーを通知してただちに 終了します。 .PP \fBmount\fR \fIホストID\fR \fIディレクトリ\fR \fIオプション\&.\&.\&.\fR .RS 4 リモートホスト上の「\fIディレクトリ\fR」に、Gfarm2 ファイルシステムをマウントします。 引数「\fIオプション\fR」は \fBgfarm2fs\fR コマンドへの引数とみなされます。 .RE .PP \fBunmount\fR \fIホストID\fR \fIディレクトリ\fR .RS 4 リモートホスト上の「\fIディレクトリ\fR」にマウントされた Gfarm2 ファイルシステムをアンマウントします。 .RE .PP \fBumount\fR \fIホストID\fR \fIディレクトリ\fR .RS 4 サブコマンド \fBunmount\fR の別名です。 .RE .PP \fBset\-gfarm\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR \fI値\fR .RS 4 リモートホスト上の gfarm2\&.conf ファイルに .sp .if n \{\ .RS 4 .\} .nf \fI設定名称\fR \fI値\fR .fi .if n \{\ .RE .\} .sp という行を加えます。 既に gfarm2\&.conf に 「\fI設定名称\fR」という行が存在している場合、 \fBgfservice\fR はそれを削除してから、新たに行を追加します。 .RE .PP \fBunset\-gfarm\-conf\fR \fIホストID\fR \fI設定名称\fR .RS 4 リモートホスト上の gfarm2\&.conf ファイルから 「\fI設定名称\fR」行を削除します。 gfarm2\&.conf ファイルに「\fI設定名称\fR」 行がない場合、ファイルは更新されません。 .RE .PP \fBbackup\-gfarm\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の gfarm2\&.conf ファイルを、標準出力 へ出力します。 .RE .PP \fBbackup\-shared\-key\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の共有秘密鍵ファイルを、標準出力へ出力します。 .RE .PP \fBrestore\-gfarm\-conf\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の gfarm2\&.conf ファイルを復旧します。 \fBgfservice\fR は、gfarm2\&.conf の バックアップデータを標準入力から読み込みます。 .RE .PP \fBrestore\-shared\-key\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の共有秘密鍵ファイルを復旧します。 \fBgfservice\fR は、共有秘密鍵のバックアップデータを標準入力 から読み込みます。 .RE .PP \fBconfig\-client\fR \fIホストID\fR .RS 4 変数「client\fIn\fR_AUTH_TYPE」の値が「sharedsecret」 の場合、共有秘密鍵ファイルを gfmd1 からクライアントホストへコピーします。 .RE .PP \fBunconfig\-client\fR \fIホストID\fR .RS 4 リモートホスト上の gfarm2\&.conf ファイルおよび 共有秘密鍵ファイルを削除します。 .RE .PP \fBgfcmd\fR \fIホストID\fR \fIコマンド名\fR \fIコマンド引数 \&.\&.\&.\fR .RS 4 リモートホスト上で Gfarm コマンドを実行します。 .RE .PP \fBgfcmd\-root\fR \fIホストID\fR \fIコマンド名\fR \fIコマンド引数 \&.\&.\&.\fR .RS 4 リモートホスト上にて、root 権限で Gfarm コマンドを実行します。 .RE .PP \fBgrid\-proxy\-init\fR \fIhost\-id\fR \fIコマンド引数 \&.\&.\&.\fR .RS 4 リモートホスト上で \fBgrid\-proxy\-init\fR コマンドを実行します。 .RE .SH "SUB\-COMMANDS FOR MULTIPLE HOSTS" .PP 以下に挙げているのは、複数のホストを操作するサブコマンドです。 コマンド行で、ホストID を指定することはできません。 .PP \fBstart\-all\fR .RS 4 すべてのバックエンドデータベース、gfmd、gfsd を起動します。 .RE .PP \fBstop\-all\fR .RS 4 すべての gfsd、gfmd、バックエンドデータベースを停止します。 .RE .PP \fBkill\-gfmd\-all\fR .RS 4 すべての gfmd を強制停止 (SIGKILL を送付) します。 .RE .PP \fBrestart\-all\fR .RS 4 サブコマンド \fBstop\-all\fR と \fBstart\-all\fR を続けて実行します。 .RE .PP \fBconfig\-all\fR .RS 4 \fIgfmd1\fR に対して "\fBconfig\-gfarm\-master\fR" を実行し、それ以外のすべての gfmd に対して "\fBconfig\-gfarm\-slave\fR" を実行します。 次にすべての gfsd に対して "\fBconfig\-gfsd\fR" を実行します。 最後にすべてのクライアントに対して、"\fBconfig\-client\fR" を 実行します。 .RE .PP \fBunconfig\-all\fR .RS 4 すべてのクライアントに対して、"\fBunconfig\-client\fR" を実行 します。 次にすべての gfsd に対して "\fBunconfig\-gfsd\fR" を実行します。 最後にすべての gfmd に対して "\fBunconfig\-gfarm\fR" を 実行します。 .RE .SH "PLUG\-IN SYSTEM" .PP \fBgfservice\fRはユーザが新しくサブコマンドが追加できるよ うに、プラグインシステムを採用しています。指定されたサブコマンドを \fBgfservice\fRが提供していない場合、 \fBgfservice\fRコマンドは %%DATADIR%%/gfarm/gfservice 以 下のサブコマンド名のファイルを参照します。 .PP サブコマンドのファイルは Bourneシェルスクリプトで書きます。 サブコマンド "\fIname\fR" のサブコマンドファイル は、\fBgfservice\fRから実行される "\fBsubcmd_\fR\fB\fIname\fR\fR"という名 前のシェル関数、 \fBgfservice\-agent\fRから実行される "\fBsubcmd_\fR\fB\fIname\fR\fR\fB_agent\fR" という名前のシェル関数が実装されている必要があります。 .PP サブコマンドがユーザが追加した別のサブコマンドに依存している時のために、 サブコマンド "\fIname\fR" のサブコマンドファイル は、 "\fB\fIname\fR\fR\fB_depends\fR" と いう名前のシェル関数で、そのサブコマンドが依存している他のサブコマンド のリストを返す必要があります.サブコマンドのリストはスペースで区切られ たサブコマンドの文字列です.依存している他のサブコマンドがない場合は空文字列を返して 下さい。同様に、サブコマンドファイルは "\fB\fIname\fR\fR\fB_agent_depends\fR" という名前のシェル関数で、そのサブコマンドのエージェントが依存している 他のサブコマンドのリストを返す必要があります。