.\" Copyright 1994 NEC Corporation, Tokyo, Japan. .\" .\" Permission to use, copy, modify, distribute and sell this software .\" and its documentation for any purpose is hereby granted without .\" fee, provided that the above copyright notice appear in all copies .\" and that both that copyright notice and this permission notice .\" appear in supporting documentation, and that the name of NEC .\" Corporation not be used in advertising or publicity pertaining to .\" distribution of the software without specific, written prior .\" permission. NEC Corporation makes no representations about the .\" suitability of this software for any purpose. It is provided "as .\" is" without express or implied warranty. .\" .\" NEC CORPORATION DISCLAIMS ALL WARRANTIES WITH REGARD TO THIS SOFTWARE, .\" INCLUDING ALL IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS, IN .\" NO EVENT SHALL NEC CORPORATION BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, INDIRECT OR .\" CONSEQUENTIAL DAMAGES OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF .\" USE, DATA OR PROFITS, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, NEGLIGENCE OR .\" OTHER TORTUOUS ACTION, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR .\" PERFORMANCE OF THIS SOFTWARE. .\" .\" $Id: server.jmn,v 1.10 2003/09/15 14:37:56 aida_s Exp $ .nr X 0 .if \nX=0 .ds X} cannaserver 1M "日本語機能ユーティリティ" "\&" .TH \*(X} .SH "名前" cannaserver \- かな漢字変換サーバ .SH "形式" .B "cannaserver [\-d] [\-u \fIuserid\fP] [\-inet] [\-inet6] [\-l \fIn\fP] [\-syslog] [\-p \fInum\fP] [\fIddpath\fP] " .SH "説明" .PP かな漢字変換サービスを提供します。通常 cannaserver(1M)は /etc/rc などのシステム依存のデーモン起動プロセスにおいて起動され、 ユーザにより直接起動されることはありません。 .PP cannaserver(1M)は、デフォルトではUNIXドメインソケットを通した同一 ホストのクライアントからの接続しか受け付けません。ただし、オプション \-inet(または-inet6)により、TCP 接続も受け入れるようになります。 上記のいずれの設定であっても、ホスト、ユーザ単位でアクセスを制御する ために /etc/hosts.canna ファイルを用いることができます。 .PP cannaserver(1M) は起動すると即座にフォークしバックグラウンドプロセス となります。したがって``&''により明示的にバックグラウンドプロセスにす る必要はありません。 .PP cannaserver(1M) は起動時に cannaserver(1M) とクライアントが通信するために UNIXドメインソケット /tmp/.iroha_unix/IROHA[:num] を作成します。 ソケットは cannaserver(1M) 終了時に自動的に消去されますが、cannaserver(1M) が異 常終了するなどの原因で cannaserver(1M) が動いていないにもかかわらずソケット が存在する場合には手動でソケットを削除して下さい。そうしないと cannaserver(1M) が起動できません。 .PP クライアントが使用できる辞書は /var/lib/canna/dic/*/dics.dir によって指定します。 クライアント側のユーザは、~/.canna においてどの辞書を使用するか指定できます。 .SH "オプション" .IP "\fIddpath\fP" 12 辞書の存在するディレクトリを指定します。 .IP "\-d" 12 cannaserver(1M) をデバッグモードで起動します。cannaserver(1M) はフォ アグランドプロセスとして実行され、ログレベル 5 のログが標準 エラー出力に出力されます。 .IP "\-inet" 12 cannaserver(1M) がリモートホストからの inetドメインソケットを用いた 接続を受け付けるようになります。これを指定しないと、 cannaserver(1M) は UNIXドメインソケットを用いて、同一ホストのクライアントと接続すること しかできません。 .IP "\-inet6" 12 IPv6サポートを有効にします。これを単独で指定した場合は、IPv4での接続は できません。IPv4も有効にするには、-inet \-inet6と指定します。 .IP "\-l \fIn\fP" 12 cannaserver(1M) のログを /tmp/canna.log に出力します。n でログ のレベルを設定します。ログのレベルとして 1〜5 の数字を指定 できます。 .IP "\-u \fIuserid\fP" 12 cannaserver(1M)がどのユーザーの権限で動作するか指定します。指定しなかった場合、 起動したユーザーの権限で動作します。 .IP "\-syslog" 12 syslogd(8)へログを出力します。このオプションを指定した際は /var/log/canna/CANNA?msgs にはログは出力されません。 .IP "\-p \fInum\fP" 12 cannaserver(1M)が使用するポート番号を通常のものに +num した値とします。 通常使われるポート番号は5680です。このオプションはソケットのファイル名 およびログファイル名に影響します。下記参照。 .SH "関連ファイル" .IP "/tmp/.iroha_unix/IROHA[:num]" 8 ソケット。[:num]の部分は、-p を指定したときのみ追加されます。 .IP "/var/lib/canna/dic/*/dics.dir" 8 辞書目録 .IP "/etc/hosts.canna" 8 アクセス制御ファイル .IP "/var/log/canna/CANNA?msgs" 8 ログファイル。"?" は \-p で指定した \fInum\fP で、デフォルトは 0 です。 \-syslog を指定した際はこのファイルにログは出力されません。 .SH "関連コマンド" .PP cannakill(1M), cannastat(1), cannacheck(1), cshost(1)