.\" -*- nroff -*- .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1998, 1999 NAKANO Takeo all rights reserved. .\" Translated Mon 23 Nov 1998 by NAKANO Takeo .\" Updated Fri 22 Oct 1999 by NAKANO Takeo .\" .TH netgroup 5 "May 1999" NIS "Linux Reference Manual" .SH 名前 netgroup \- ネットワークグループを指定する .SH 説明 \fBnetgroup\fP ファイルは "netgroup" を定義する。これは (host, user, domain) の組で、リモートマウントやリモートログイン、リモートシェルの 認証に用いられる。 ファイルのそれぞれの行には、 netgroup の名前に メンバーのリストを続けて記述する。 メンバーは他のネットグループ名であるか、あるいは以下の組合せである。 .IP (\fIhost\fP, \fIuser\fP, \fIdomain\fP) .LP ここで \fIhost\fP, \fIuser\fP, \fIdomain\fP はそれぞれに対応する文字列である。それぞれ空文字列にすることもでき、 その場合は「すべて有効」の意味となる。逆に "\-" を指定すると 「すべて無効」の意味となる。 \fIdomein\fP フィールドはローカルのドメイン名か、空にしなければならない。 このフィールドは netgroup の制限にも、セキュリティの向上にも 用いられない。 domain フィールドはこの組が有効となるドメインを 指定するものであり、信頼できるホストからなるドメインを指定するものではない。 ゲートウェイマシンでは、その持つすべての名前をリストしておくべきである。 .IP gateway (server,\|,\|) (server\-sn,\|,\|) (server\-bb,\|,\|) .LP netgroup データーベースへのアクセスには、通常 getnetent 関数が用いられる。 .SH ファイル /etc/netgroup .SH 関連項目 \fBgetnetgrent\fP(3), \fBexports\fP(5), \fBmakedbm\fP(8), \fBypserv\fP(8) .SH 警告 (,,domein) なる組や (,,) 組を指定すると、 すべてのユーザーとマシンが信頼されることになってしまう。 \fIhost\fP および \fIuser\fP フィールドを適切に指定して、特定のメンバーにのみ アクセスを制限すること。 .SH バグ Linux の libc5 は直接 /etc/netgroup ファイルに問い合わせできず、 NIS サーバーに対してのみ問い合わせを行う。 したがって netgroup データーベースは passwd(5) や group(5) データーベース のように、ハッシュした dbm データーベースにしておかなければならない。 .PP この man ページでは getnetgrent(3) を紹介しているが、 このページはまだ書かれていないようだ。 getnetgrent() は GNU libc の一部なので、ページも \fIinfo\fP 形式で記述されているはずだ。 .SH 作者 Thorsten Kukuk