.\" Copyright (c) 1983, 1991 The Regents of the University of California. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)tftpd.8 6.7 (Berkeley) 5/13/91 .\" $Id: tftpd.8,v 1.14 2000/07/30 23:57:10 dholland Exp $ .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Jan 14 21:16:31 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .Dd July 29, 2000 .Dt TFTPD 8 .Os "Linux NetKit (0.17)" .Sh 名前 .Nm tftpd .Nd .Tn DARPA 簡易ファイル転送プロトコル (TFTP) サーバ .Sh 書式 .Nm tftpd .Op Ar directory ... .Sh 説明 .Nm tftpd は、 .Tn DARPA Trivial File Transfer Protocol (簡易ファイル転送プロトコル) を サポートするサーバである。 .Tn TFTP サーバは、 .Ql tftp サービス定義で指示されたポートを操作する。 .Xr services 5 を参照すること。 このサーバは、通常 .Xr inetd 8 によって起動される。 .Pp .Xr tftp 1 の利用には、リモートシステムのアカウントやパスワードを必要としない。 認証情報がないので、 .Nm tftpd はパブリックに読み込み可能なファイルだけしかアクセスを許可しない。 ファイルが既に存在して、かつパブリックに書き込み可能な場合にだけ、 ファイルを書き込むことができる。 .Dq パブリック という概念は、ネットワークを通して到達可能な全てのホスト上の全てのユーザーを 含むように拡張されている点に注意すること。 これは全てのシステムにおいて適切ではないかもしれない。 また、tftp サービスを有効にする前に、これが意味していることを考慮すべきである。 サーバは、可能な限り最低の権限しかないユーザー ID を持たなければならない。 .Pp ファイルへのアクセス制限は、 パス名が書かれたディレクトリのリストを .Pa /etc/inetd.conf でサーバプログラムの引き数として指定して、 .Nm tftpd を起動することで制御できる。 この場合、アクセスできるのは、ファイルのフルパス名の先頭に、 ここで指定されたディレクトリ名のどれかが付くファイルに制限される。 ディレクトリが指定されていない場合、デフォルトは .Pa /tftpboot である。 何かの理由があって、 ファイルシステム全体にアクセス権を与えたいと望むなら、 引き数として .Pa / を指定すること。 .Pp 残念なことに、アドレスが複数あるようなシステムでは、 .Nm tftpd はどちらのアドレスでパケットが受信されたかを決定できない。 そのため、 .Nm tftpd は、返答に使う最も良い送信元アドレスを決定するために、 異なる 2 つの機構を使う。 .Xr inetd 8 が .Nm tftpd に渡したソケットが、 特定のアドレスにバインドされている場合、 .Nm tftpd はそのアドレスを返答に使う。 特定のアドレスにバインドされていない場合、 .Nm tftpd は ``UDP 接続'' を使う。 これは、返答の送信先とルーティングテーブルに基づいた 返信アドレスを選択したことをカーネルに知らせるためである。 これは、大部分の設定は透過的に機能するが、 返信アドレスを固定しなければならない場合には、 正しいアドレスから返答が行くことを保証するために .Xr inetd 8 のバーチャルホスト機能が使われることを意味する。 これらの考察は重要である。 なぜなら、大部分の tftp クライアントは、 予想していないアドレスから送信されていることが分かったパケットを 拒否するためである。 .Sh 関連項目 .Xr tftp 1 , .Xr inetd 8 .Sh 履歴 .Nm コマンドは .Bx 4.2 で登場した。 .Sh 翻訳者謝辞 この man ページの翻訳にあたり、 FreeBSD jpman project による翻訳を参考にさせていただいた。