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GETUTMP(3) Linux Programmer's Manual GETUTMP(3)

名前

getutmp, getutmpx - utmp 構造体から utmpx 構造体、その逆のコピーを行う

書式

#define _GNU_SOURCE             /* feature_test_macros(7) 参照 */
#include <utmpx.h>
 void getutmp(const struct utmpx *ux, struct utmp *u);
 void getutmpx(const struct utmp *u, struct utmpx *ux);

説明

getutmp() 関数は、 ux が指す utmpx 構造体の各フィールドを、 u が指す utmp 構造体の対応するフィールドにコピーする。 getutmpx() 関数は逆の操作を行う。

返り値

これらの関数は値を返さない。

バージョン

これらの関数は glibc バージョン 2.1.1 で初めて登場した。

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

関数 getutmp() と getutmpx() はスレッドセーフである。

準拠

これらの関数は非標準である。 Linux 以外にも、これらの関数が存在するシステムもいくつかある (Solaris や NetBSD など)。

注意

これらの関数が存在する一番の目的は、 utmp 構造体と utmpx 構造体が異なるフィールドを持たり、 対応するフィールドの大きさが異なっている、他のシステムとの 互換性のためである。 Linux では、これらの構造体は同じフィールドを持っており、 各フィールドのサイズも同じである。

関連項目

utmpdump(1), getutent(3), utmp(5)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2014-04-08 Linux