.\" Copyright (C) 2003 Free Software Foundation, Inc. .\" Written by Kent Yoder. .\" .\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE) .\" This file is distributed according to the GNU General Public License. .\" %%%LICENSE_END .\" .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Akihiro MOTOKI .\" all rights reserved. .\" Translated Tue Jul 8 03:28:55 JST 2003 .\" by Akihiro MOTOKI .\" Updated 2013-04-03, Akihiro MOTOKI .\" .TH GET_THREAD_AREA 2 2012\-07\-13 Linux "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 get_thread_area \- スレッド局所記憶 (TLS) 領域を取り出す .SH 書式 \fB#include \fP .br \fB#include \fP .sp \fBint get_thread_area(struct user_desc *\fP\fIu_info\fP\fB);\fP \fI注\fP: このシステムコールには glibc のラッパー関数は存在しない。「注意」の節を参照。 .SH 説明 \fBget_thread_area\fP() は、カレントスレッドのスレッド局所記憶 (thread\-local storage; TLS) 配列の中のエントリーを返す。 エントリーのインデックスは、ユーザーから引き数として渡される \fIu_info\->entry_number\fP の値に対応している。 値が範囲内にある場合、 \fBget_thread_info\fP() は対応する TLS エントリーを \fIu_info\fP で指された領域にコピーする。 .SH 返り値 成功した場合、 \fBget_thread_area\fP() は 0 を返す。 そうでない場合、 \-1 を返し、 \fIerrno\fP に適切な値をセットする。 .SH エラー .TP \fBEFAULT\fP \fIu_info\fP が不正なポインターである。 .TP \fBEINVAL\fP \fIu_info\->entry_number\fP が範囲外である。 .SH バージョン \fBget_thread_area\fP() は Linux 2.5.32 で初めて登場した。 .SH 準拠 \fBget_thread_area\fP() は Linux 独自の関数であり、 移植を意図したプログラムでは使用すべきではない。 .SH 注意 このシステムコールは通常はスレッドライブラリでのみ使用されることを目的として用意されているため、 glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。おそらくないと思うが、このシステムコールを直接呼び出したい場合は \fBsyscall\fP(2) を使うこと。 .SH 関連項目 \fBmodify_ldt\fP(2), \fBset_thread_area\fP(2) .SH この文書について この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。