'\" -*- coding: UTF-8 -*- .if \n(.g .ds T< \\FC .if \n(.g .ds T> \\F[\n[.fam]] .de URL \\$2 \(la\\$1\(ra\\$3 .. .if \n(.g .mso www.tmac .TH lxc-execute 1 2024-02-10 "" "" .SH NAME lxc-execute \- コンテナ内でのアプリケーションの実行 .SH SYNOPSIS 'nh .fi .ad l \*(T<\fBlxc\-execute\fR\*(T> \kx .if (\nx>(\n(.l/2)) .nr x (\n(.l/5) 'in \n(.iu+\nxu {-n \fIname\fR} [-d] [-f \fIconfig_file\fR] [-s KEY=VAL] [-u, --uid \fIuid\fR] [-g, --gid \fIgid\fR] [-- \fIcommand\fR] 'in \n(.iu-\nxu .ad b 'hy .SH 説明 \fBlxc-execute\fR は指定した \fIcommand\fR を、\fIname\fR で指定したコンテナ内で実行します。 .PP このコマンドは、lxc-create コマンドであらかじめ定義した設定、もしくはパラメータとして与えた設定ファイルを元にコンテナをセットアップします。 もし設定が定義されていない場合、デフォルトの隔離を使用します。 .PP このコマンドは主に、素早く単一のアプリケーションを隔離された環境で動作させたい時に使います。 .PP \fBlxc-execute\fR は、\fBlxc-init\fR を間にはさんで、コンテナ内で特定のコマンドを実行します。 lxc-init は、指定されたコマンドが実行された後は、そのコマンドの終了と、そのコマンドから生成された全てのプロセスの終了を待ちます (これにより、コンテナ内でデーモンのサポートが可能になります)。 言いかえると、コンテナ内では \fBlxc-init\fR が pid 1 となり、アプリケーションの最初のプロセスの pid が 2 となります。 .PP 前述の \fBlxc-init\fR は、受け取ったシグナルを開始したコマンドに送るように設計されています。 .SH オプション .TP \*(T<\fB\-f, \-\-rcfile \fR\*(T>\fIconfig_file\fR コンテナに設定したい仮想化および隔離機能の設定を行う設定ファイルを指定します。 もしコンテナ作成前に (lxc-create によって) あらかじめ設定ファイルが指定されている場合であっても、指定した設定ファイルが使われます。 .TP \*(T<\fB\-s, \-\-define \fR\*(T>\fIKEY=VAL\fR 設定変数 \fIKEY\fR の値を \fIVAL\fR に設定します。この設定は \fIconfig_file\fR で設定された値を上書きします。 .TP \*(T<\fB\-d, \-\-daemon\fR\*(T> コンテナをデーモンとして実行します。コンテナには TTY がありませんので、エラーが発生した場合は何も表示されません。エラーのチェックにはログファイルを使用すると良いでしょう。 .TP \*(T<\fB\-u, \-\-uid \fR\*(T>\fIuid\fR コンテナ内で、ユーザ ID \fIuid\fR で \fIcommand\fR を実行します。 .TP \*(T<\fB\-\-g, \-\-gid \fR\*(T>\fIgid\fR コンテナ内で、グループ ID \fIgid\fR で \fIcommand\fR を実行します。 .TP \*(T<\fB\-\-\fR\*(T> オプション指定の最後の印で、それ以上のオプションの処理を止めます。 -- の後の引数は実行する \fIcommand\fR の引数として扱われます。 このオプションは、\fIcommand\fR にオプションを指定したいときに、\fBlxc-execute\fR がそのオプションを読み取ってほしくないときに役に立ちます。 .SH 共通オプション ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。 .TP \*(T<\fB\-?, \-h, \-\-help\fR\*(T> 通常より長い使い方のメッセージを表示します。 .TP \*(T<\fB\-\-usage\fR\*(T> 使い方を表示します。 .TP \*(T<\fB\-q, \-\-quiet\fR\*(T> 出力を抑制します。 .TP \*(T<\fB\-P, \-\-lxcpath=\fR\*(T>\fIPATH\fR デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。 .TP \*(T<\fB\-o, \-\-logfile=\fR\*(T>\fIFILE\fR 追加のログを \fIFILE\fR に出力します。デフォルトは出力しません。 .TP \*(T<\fB\-l, \-\-logpriority=\fR\*(T>\fILEVEL\fR ログの優先度を \fILEVEL\fR に設定します。デフォルトの優先度は \*(T です。以下の値を設定可能です: \*(T, \*(T, \*(T, \*(T, \*(T, \*(T, \*(T, \*(T, \*(T。 このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。 .TP \*(T<\fB\-n, \-\-name=\fR\*(T>\fINAME\fR \fINAME\fR という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列です。 .TP \*(T<\fB\-\-rcfile=\fR\*(T>\fIFILE\fR コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。 (lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合でも、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。 .TP \*(T<\fB\-\-version\fR\*(T> バージョン番号を表示します。 .SH 診断 .TP The container is busy 指定したコンテナが既にアプリケーションを実行中の場合。コンテナを再使用したり、新しく作成する前にコンテナを止める必要があります。 .SH "SEE ALSO" \fBlxc\fR(7), \fBlxc-create\fR(1), \fBlxc-copy\fR(1), \fBlxc-destroy\fR(1), \fBlxc-start\fR(1), \fBlxc-stop\fR(1), \fBlxc-execute\fR(1), \fBlxc-console\fR(1), \fBlxc-monitor\fR(1), \fBlxc-wait\fR(1), \fBlxc-cgroup\fR(1), \fBlxc-ls\fR(1), \fBlxc-info\fR(1), \fBlxc-freeze\fR(1), \fBlxc-unfreeze\fR(1), \fBlxc-attach\fR(1), \fBlxc.conf\fR(5) .SH 作者 Daniel Lezcano <\*(T>