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ICONVCONFIG(8) | Linux System Administration | ICONVCONFIG(8) |
名前¶
iconvconfig - iconv モジュール設定キャッシュを作成する書式¶
iconvconfig [options] [directory]...説明¶
iconv(3) 関数は内部で文字集合の変換に gconv モジュールを使用する。 設定ファイルは変換に必要なモジュールを決定するのに使用される。 このような設定ファイルを読み込んで解釈していると、 iconv(3) を使用するプログラムの速度が遅くなるので、 キャッシュ機構が採用されている。iconvconfig プログラムは、 iconv モジュール設定ファイルを読み込んで、 高速に読み込みができる gconv モジュール設定キャッシュファイルを書き出す。 システムが提供する gconv モジュールに加えて、 ユーザーは環境変数 GCONV_PATH で独自の gconv モジュールディレクトリを指定できる。 しかし、 iconv モジュール設定のキャッシュが使用できるのは環境変数 GCONV_PATH が設定されていない場合のみである。
オプション¶
- --nostdlib
- システムのデフォルトの gconv ディレクトリを検索しない。 コマンドラインで指定されたディレクトリのみを検索する。
- -o outputfile, --output=outputfile
- システムのデフォルトのキャッシュ場所の代わりに出力として outputfile を使用する。
- --prefix=pathname
- システムのパス名に指定した接頭辞を付与する。 下記の「ファイル」を参照。 デフォルトでは、 この接頭辞は空である。 接頭辞を foo に設定すると、 gconv モジュール設定は foo/usr/lib/gconv/gconv-modules から読み込まれ、 キャッシュは foo/usr/lib/gconv/gconv-modules.cache に書き込まれる。
- -?, --help
- 使用方法を表示し、終了する。
- --usage
- 簡潔な使用方法を出力し、終了する。
- -V, --version
- iconv のバージョン番号、 ライセンス、 保証免責を表示する。
終了ステータス¶
成功すると 0 で、 エラーの場合 0 以外。ファイル¶
- /usr/lib/gconv
- 通常のデフォルトの gconv モジュールのパス。
- /usr/lib/gconv/gconv-modules
- 通常のデフォルトの gconv モジュールのシステム設定ファイル。
- /usr/lib/gconv/gconv-modules.cache
- 通常のデフォルトの gconv モジュールのシステム設定キャッシュ。
関連項目¶
iconv(1), iconv(3)この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2014-07-08 | GNU |