.ig %FreeBSD: src/contrib/groff/src/devices/grotty/grotty.man,v 1.4.2.2 2001/08/06 17:02:02 ru Exp % Copyright (C) 1989-2000, 2001 Free Software Foundation, Inc. Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this manual provided the copyright notice and this permission notice are preserved on all copies. Permission is granted to copy and distribute modified versions of this manual under the conditions for verbatim copying, provided that the entire resulting derived work is distributed under the terms of a permission notice identical to this one. Permission is granted to copy and distribute translations of this manual into another language, under the above conditions for modified versions, except that this permission notice may be included in translations approved by the Free Software Foundation instead of in the original English. .. .\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man1/grotty.1,v 1.6 2001/05/14 01:07:24 horikawa Exp $ .TH GROTTY 1 "6 August 2001" "Groff Version 1.17.2" .SH 名称 grotty \- タイプライタ型デバイスのための groff ドライバ .SH 書式 .B grotty [ .B \-hfbuodBUv ] [ .BI \-F dir ] [ .IR files \|.\|.\|. ] .PP .B \-F オプションとパラメータの間に空白を含めることが可能です。 .SH 解説 .B grotty は、GNU .B troff の出力をタイプライタ型デバイスのために変換します。通常 .B grotty は、ASCII ベースのシステム上では .B groff に .BR \-Tascii , .BR \-Tkoi8-r , .BR \-Tlatin1 , .B \-Tutf8 のいずれかのオプションを指定することにより、EBCDIC ベースのシステム上では .B \-Tcp1047 オプションを指定することによりそれぞれ起動されます。 ファイル名を指定しない場合は標準入力を読み込みます。 ファイル名として .B \- を指定した場合も標準入力を読み込みます。 出力は標準出力に書き出されます。 .LP 通常 .B grotty は、ボールド文字 .I c を .RI ` c .SM BACKSPACE .IR c ' というシーケンスで、 イタリック文字 .I c を .RB ` _ .SM BACKSPACE .IR c ' というシーケンスで出力します。 これらのシーケンスは、 .BR ul (1) を通すことにより、端末で表示することができるようになります。 .BR more (1) や .BR less (1) のようなページャも、これらのシーケンスを表示することができます。 .BR less (1) を使って表示する場合は .B \-B または .B \-U オプションを、 .BR more (1) を使って表示する場合は .B \-b オプションを使用してください。 .B grotty は逆改行を出力しないので、 .BR col (1) を通す必要はありません。 .LP フォント記述ファイルには、以下のコマンドを含めることができます。 .IP .BI internalname\ n .LP ここで、 .I n は 10 進数の整数です。もし .I n の 01 ビットがセットされているなら、そのフォントは イタリックフォントとして扱われます。 02 ビットがセットされているなら、ボールドフォントとして扱われます。 フォント記述のコードフィールドは、出力時に用いられる文字を指定します。 このコードは、 .B troff の .B \eN エスケープシーケンスでも使用されます。 .SH オプション .TP .BI \-F dir フォントとデバイス記述ファイルの検索パスの前に、ディレクトリ .IB dir /dev name を追加します。 .I name はデバイス名で、通常は .BR ascii , .BR koi8-r , .BR latin1 , .BR utf8 , .B cp1047 のいずれかです。 .TP .B \-h 出力に水平タブを使用します。水平タブは 8 桁ごとに設定されているものとします。 .TP .B \-f フォームフィードを使用します。 最終行に出力するものがないページの最後にフォームフィードが出力されます。 .TP .B \-b ボールド文字を出力するのに二重打ちを使わないようにします。 .TP .B \-u イタリック文字を出力するのにアンダーラインを使用しないようにします。 .TP .B \-B ボールドイタリック文字をただの二重打ちで出力します。 .TP .B \-U ボールドイタリック文字をただのアンダーラインで出力します。 .TP .B \-o ボールドとアンダーライン以外に二重打ちを用いないようにします。 .TP .B \-d すべての .B \eD コマンドを無視します。このオプションを指定しないと、 .B grotty は .B \eD'l\|.\|.\|.' コマンドのうち引数のどちらかが 0 (すなわち水平あるいは垂直線の描画) であるものを、文字 .BR \- , .BR \&| , .B \&+ を用いて描画します。 .TP .B \-v バージョン番号を表示します。 .SH 関連ファイル .TP .B /usr/share/groff_font/devascii/DESC .B ascii デバイス記述ファイル .TP .BI /usr/share/groff_font/devascii/ F .B ascii デバイスにおけるフォント .I F 用のフォント記述ファイル .TP .B /usr/share/groff_font/devkoi8-r/DESC .B koi8-r デバイス記述ファイル .TP .BI /usr/share/groff_font/devkoi8-r/ F .B koi8-r デバイスにおけるフォント .I F 用のフォント記述ファイル .TP .B /usr/share/groff_font/devlatin1/DESC .B latin1 デバイス記述ファイル .TP .BI /usr/share/groff_font/devlatin1/ F .B latin1 デバイスにおけるフォント .I F 用のフォント記述ファイル .TP .B /usr/share/groff_font/devutf8/DESC .B utf8 デバイス記述ファイル .TP .BI /usr/share/groff_font/devutf8/ F .B utf8 デバイスにおけるフォント .I F 用のフォント記述ファイル .TP .B /usr/share/groff_font/devcp1047/DESC .B cp1047 デバイス記述ファイル .TP .BI /usr/share/groff_font/devcp1047/ F .B cp1047 デバイスにおけるフォント .I F 用のフォント記述ファイル .TP .B /usr/share/tmac/tty.tmac .B grotty で用いるマクロ .TP .B /usr/share/tmac/tty-char.tmac そのままでは .B grotty に表示できない文字の表示方法の定義 .LP EBCDIC ホストでは、 .B cp1047 デバイス用のファイルのみがインストールされることに注意してください。 .SH バグ .LP .B grotty は、単純なドキュメントの作成を意図して作られています。 .LP 水平や鉛直方向への小さな移動 (半改行など、1文字、1行より小さな位置決め) を サポートしていません。 .LP 水平線、鉛直線以外の .B \eD コマンドはサポートされていません。 .LP 1 行目よりも上に位置する文字(すなわち垂直方向の座標が 0 である文字)は 出力されません。 .SH 関連項目 .BR groff (1), .BR troff (1), .BR groff_out (5), .BR groff_font (5), .BR groff_char (7), .BR ul (1), .BR more (1), .BR less (1) . .\" Local Variables: .\" mode: nroff .\" End: