.\" Japanese Version Copyright (c) 2000 Kazuyoshi Furutaka and Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Fri Feb 14 1997 .\" by Kazuyoshi Furutaka .\" Updated and Modified Thu Nov 2 18:23:49 JST 2000 .\" by Yuichi SATO .\" Updated and Modified Sat May 8 18:36:50 JST 2004 .\" by Yuichi SATO .\" .TH EDQUOTA 8 .SH 名前 edquota \- ユーザーの quota を編集する .SH 書式 .B edquota [ .B \-p .I protoname ] [ .BR \-u \ | .B \-g ] [ .B \-r ] [ .B \-F .I format-name ] [ .B \-f .I filesystem ] .IR username .\|.\|. .LP .B edquota [ .BR \-u \ | .B \-g ] [ .B \-F .I format-name ] [ .B \-f .I filesystem ] .B \-t .LP .B edquota [ .BR \-u \ | .B \-g ] [ .B \-F .I format-name ] [ .B \-f .I filesystem ] .B \-T .IR username \ | .IR groupname .\|.\|. .SH 説明 .IX "edquota command" "" "\fLedquota\fP \(em edit user quotas" .IX edit "user quotas \(em \fLedquota\fP" .IX "user quotas" "edquota command" "" "\fLedquota\fP \(em edit user quotas" .IX "disk quotas" "edquota command" "" "\fLedquota\fP \(em edit user quotas" .IX "quotas" "edquota command" "" "\fLedquota\fP \(em edit user quotas" .IX "filesystem" "edquota command" "" "\fLedquota\fP \(em edit user quotas" .B edquota は quota のエディタである。 1 つ以上のユーザーまたはグループをコマンドライン上で指定することができる。 各ユーザーまたはグループ毎に、現在のディスク quota に対応した .SM ASCII 形式のテンポラリファイルを作り、エディタを起動してそのファイルを開く。 この上で、quota の変更や新しい quota の追加などができる。 quota を 0 に設定すると、quota を適用しないという意味になる。 .PP ユーザーはある猶予期間、ソフトリミットを超過することが許可されている。 猶予期間はファイルシステム毎に指定することができる。 猶予期間を過ぎると、ソフトリミットはハードリミットとして執行される。 .PP ファイルに書かれている現在の使用状況の情報は、情報を提供するためのものである。 ハードリミットとソフトリミットのみが変更できる。 .PP エディタを終了すると、 .B edquota はテンポラリファイルを読み込んだ後、 バイナリの quota ファイルを更新して変更点を反映させる。 .LP 環境変数 .SB EDITOR または .SB VISUAL で他のものが指定されない限り、 起動されるエディタは .BR vi (1) である。 .LP スーパーユーザーのみが quota を編集することができる。 .SH オプション .TP .B \-r リモートサーバ上の rpc.rquotad を使って、ローカルでない quota を編集する。 .B \-n オプションも同じ意味であるが、後方互換性のためにメンテナンスされている。 .TP .B \-u ユーザーの quota を編集する。これがデフォルトである。 .TP .B \-g グループの quota を編集する。 .TP .B \-p \f2protoname\f1 ひな型として指定されたユーザーの quota 設定を、 指定したユーザーの quota に複製する。 多数のユーザーの quota を設定する場合、通常この方法を用いる。 .TP .B \-F \f2format-name\f1 指定されたフォーマットの quota を編集する (つまり、フォーマットの自動判定を行わない)。 指定可能なフォーマット名は以下の通り: .B vfsold (バージョン 1 の quota), .B vfsv0 (バージョン 2 の quota), .B rpc (NFS 越しの quota), .B xfs (XFS ファイルシステム上の quota)。 .TP .B \-f \f2filesystem\f1 指定したファイルシステムにのみ指定した操作を行う (デフォルトでは quota がある全てのファイルシステムに操作を行う)。 .TP .B \-t 各ファイルシステムのソフトタイムリミットを編集する。 古い quota フォーマットでは、 タイムリミットがゼロの場合、 .B 中のデフォルトタイムリミットが用いられる。 新しい quota フォーマットではタイムリミットを指定しなければならない (カーネルに設定されているデフォルトの値はない)。 時間の単位には 'seconds' (秒)・'minutes' (分)・'hours' (時)・ 'days' (日)・'weeks' (週)・'months' (月) を用いることができる。 タイムリミットの表示単位には、値が 1 以上となるうち最大のものが用いられる。 .TP .B \-T ユーザーとグループのソフトリミットを実施する時間を編集する。 指定可能な値は、'unset' または数値と単位である。 単位は .B \-t オプションで使われるものと同じである。 .SH ファイル .PD 0 .TP 20 .BR aquota.user " または " aquota.group ファイルシステムのルートに置かれた quota ファイル (バージョン 2 の quota, XFS 以外のファイルシステム)。 .TP .BR quota.user " または " quota.group ファイルシステムのルートに置かれた quota ファイル (バージョン 1 の quota, XFS 以外のファイルシステム)。 .TP .B /etc/mtab マウントされているファイルシステムテーブル。 .PD .SH 関連項目 .BR quota (1), .BR vi (1), .BR quotactl (2), .BR quotacheck (8), .BR quotaon (8), .BR repquota (8)