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DH_CLEAN(1) Debhelper DH_CLEAN(1)

名前

dh_clean - パッケージビルドディレクトリを消去する

書式

dh_clean [debhelper オプション] [-k] [-d] [-Xitem] [path ...]

説明

dh_clean はパッケージビルド後に掃除をする役目の debhelper コマンドです。 これはパッケージビルドディレクトリや、debian/files を含むファイル、 他の debhelper コマンドが残してしまったゴミファイルを取り除きます。 以下のような、Debian diff に含まれてはならないようなありふれたファイルも 取り除きます。 #*# *~ DEADJOE *.orig *.rej *.SUMS TAGS .deps/* *.P *-stamp

このコマンドはビルドが完了後、掃除をするために "make clean" を実行しません。"make clean" を実行するような事がしたければ、dh_auto_clean(1) を利用してください。

dh_cleandebian/rulesclean ターゲットで実行される一番最後の debhelper コマンドであるべきです。

ファイル

debian/clean
消去されるパスの一覧を出力できます。

このファイル内で記載されているディレクトリは最後がスラッシュで終わる必要があります。これらのディレクトリ内の内容は同様に削除されます。

オプション

-k, --keep
これは廃止されています。代わりに dh_prep(1) を利用してください。

このオプションは互換性レベル 11 で廃止されています。

-d, --dirs-only
パッケージビルドディレクトリを削除するだけで、他のファイルには一切手をつけません。
-Xitem --exclude=item
通常は消されるはずのファイルであっても、item をファイル名の一部として含むもの全部を消去候補から除外します。本オプションを何度も指定することで、除外候補を複数指定することが可能です。
path ...
これらの path も消去します。

Note that directories passed as arguments must end with a trailing slash. Any content in these directories will be removed as well.

参照

debhelper(7)

このプログラムは debhelper の一部です。

作者

Joey Hess <joeyh@debian.org>
2017-01-25 10.2.5