.\" Copyright (C) 1998 David A. Hinds -- dahinds@users.sourceforge.net .\" pack_cis.8 1.5 2000/06/12 21:24:49 .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 NAKANO Takeo all rights reserved. .\" Translated Sun May 14 2000 by NAKANO Takeo .\" Updated Tue Oct 24 20:08:41 JST 2000 .\" by Yuichi SATO .\" .TH PACK_CIS 8 "2000/06/12 21:24:49" "pcmcia-cs" .SH 名前 pack_cis \- PCMCIA カード情報構造体をコンパイルする .SH 書式 .B pack_cis .RB [ "\-o\ "\c .I outfile\c ] .I infile .SH 説明 .B pack_cis は、 PCMCIA のカード情報構造体 (Card Information Structure: CIS) をテキストで記述したものを、 (本来の) パックされたバイナリ表現に変換する。 .sp .RS 訳注: 本ページではテキストによる記述を「CIS 記述」、 パックされたバイナリ表現を「(パック済み) CIS」とする。 .RE .sp .B dump_cis ユーティリティによる出力の全てをパースすることはできないが、 十分用の足りるサブセットをパースすることができる。 .B pack_cis の基本的な用途は、不完全/不正確な、あるいは壊れた CIS 構造体を 持つカードに対して、代替用の CIS ファイルを作ることである。 従って、サポートされているタプルのタイプは、 正しく構成された典型的な I/O カードにとって重要なものにほぼ限られている。 .PP デフォルトでは、パックされたデータは標準出力に書き出される。 .SH フォーマット CIS 記述を書きはじめるときにもっとも良いやり方は、 .B dump_cis を用いてカードから CIS データを取得したり、 あるいは PCMCIA のソースツリーの .I etc/cis/ で配布されている CIS ファイルを調べることである。 .PP CIS の基本的な構造は、タプル記述のリストである。 ハッシュ記号 ("#") 以降はすべてコメントとみなされる。 複数機能の CIS は以下の表記によって記述できる。 .sp .RS .nf [common tuple list] mfc { [tuple list for function 0] }, { [tuple list for function 1] } .RE .fi .sp .SH オプション .TP .BI "\-o " outfile パック済み CIS を指定ファイルに書き出す。 .SH ファイル .TP /etc/pcmcia/cis パック済み CIS ファイルの標準的な置き場所 .SH 著者 David Hinds \- dahinds@users.sourceforge.net .SH 関連項目 .BR dump_cis (8), .BR cardmgr (8), .BR pcmcia (5)