ttyname, ttyname_r - 端末名を返す
#include <unistd.h>
char *ttyname(int fd);
int ttyname_r(int fd, char *buf, size_t buflen);
ttyname()
関数は、ファイルディスクリプタ
fd
がオープンしている端末デバイスの
NULL
終端されたパス名へのポインタを返す。
エラーが起きたならば
NULL を返す (たとえば、
fd
が端末を参照していないとき)。
返り値は静的データを指しているので、次の呼び出しで上書きされる可能性がある。
ttyname_r()
関数は、このパス名を長さ
buflen のバッファ
buf
に格納する。
返り値¶
ttyname()
関数は、成功時はパス名へのポインタを返す。
エラー時は NULL を返し、
errno
が適切に設定される。
ttyname_r()
関数は、成功時には 0
を返し、エラー時にはエラー番号を返す。
エラー¶
- EBADF
- ファイルディスクリプタが不正。
- ENOTTY
- ファイルディスクリプタが端末デバイスを示していない。
- ERANGE
- (ttyname_r()) buflen
がパス名を格納するには短すぎる。
マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)¶
ttyname()
関数はスレッドセーフではない。
ttyname_r()
関数はスレッドセーフである。
4.2BSD, POSIX.1-2001.
関連項目¶
fstat(2),
ctermid(3),
isatty(3)
この文書について¶
この man ページは Linux
man-pages
プロジェクトのリリース
3.65 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man-pages/
に書かれている。