Scroll to navigation

GETMNTENT(3) Linux Programmer's Manual GETMNTENT(3)

名前

getmntent, setmntent, addmntent, endmntent, hasmntopt, getmntent_r - ファイルシステム記述ファイルのエントリを取得する

書式

#include <stdio.h>
#include <mntent.h>
FILE *setmntent(const char *filename, const char *type);
struct mntent *getmntent(FILE *fp);
int addmntent(FILE *fp, const struct mntent *mnt);
int endmntent(FILE *fp);
char *hasmntopt(const struct mntent *mnt, const char *opt);
/* GNU による拡張 */ #include <mntent.h>
struct mntent *getmntent_r(FILE *fp, struct mntent *mntbuf, char *buf, int buflen);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 ( feature_test_macros(7) 参照):
getmntent_r(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE

説明

これらのルーチンは、ファイルシステムを記述したファイル /etc/fstab と、マウントされているファイルシステムを記述したファイル /etc/mtab にアクセスするために用いられる。
setmntent() 関数は、ファイルシステムの記述ファイル filename をオープンして、 そのファイルポインタを返す。このファイルポインタは getmntent() によって用いられる。引き数 type は要求するアクセス形式で、 fopen(3)mode 引き数と同じ値を取ることができる。
getmntent() 関数はファイルシステムの記述ファイル fp から新しい行を読 み込み、行をフィールドに分割した内容を収めた構造体へのポインタを返す。 ポインタはメモリの静的な領域を指しており、この領域は getmntent() を次に呼び出したときに上書きされてしまう。
addmntent() 関数は mntent 構造体 mnt の内容を、オープンされているファイル fp の最後に追加する。
endmntent() 関数はファイルシステムの記述ファイル fp を閉じる。
hasmntopt() 関数は mntent 構造体 mntmnt_opts フィールド (下記 参照) をスキャンし、 opt に一致する部分文字列があるかを調べる。 有効なマウントオプションについては <mntent.h>mount(8) を参照のこと。
リエントラントな関数 getmntent_r() は getmntent() と同じだが、 ユーザが用意した *mntbufstruct mount を格納し、その構造体の各エントリが指し示す文字列を ユーザが用意した大きさ buflen の配列 buf に書き込む。
mntent 構造体は <mntent.h> で以下のように定義されている。

struct mntent {
    char *mnt_fsname;   /* name of mounted file system */
    char *mnt_dir;      /* file system path prefix */
    char *mnt_type;     /* mount type (see mntent.h) */
    char *mnt_opts;     /* mount options (see mntent.h) */
    int   mnt_freq;     /* dump frequency in days */
    int   mnt_passno;   /* pass number on parallel fsck */
};

mtab や fstab ファイルでは、各フィールドは空白で区切られているので、 スペース、タブ、改行、バックスラッシュの 4文字をこれらのファイルで 使いたい場合で、かつ mntent 構造体の 4つの文字列メンバーのいずれかに対応するフィールド内で 使いたい場合には、8進のエスケープ表記を使って表現する: スペース (\040), タブ (\011), 改行 (\012), バックスラッシュ (\134)。 addmntent() と getmntent() は、文字列表現から エスケープ表現への変換、およびその逆を行う。

返り値

getmntent() と getmntent_r() は mntent 構造体へのポインタを返す。 失敗した場合は NULL を返す。
addmntent() 関数は成功したら 0 を返し、失敗したら 1 を返す。
endmntent() 関数はつねに 1 を返す。
hasmntopt() 関数は、マッチした場合は部分文字列へのアドレスを返し、 マッチしなければ NULL を返す。

ファイル

/etc/fstab          ファイルシステム記述ファイル
/etc/mtab           マウントされたファイルシステムの記述ファイル

準拠

リエントラントでない関数は SunOS 4.1.3 由来のものである。 getmntent_r() 関数は HPUX 10 で導入されたが、このバージョンでは int を返す。 上記に示したプロトタイプは glibc 独自のものである。

注意

System V にも getmntent() 関数はあるが、 呼び出し手順が異なり、返される構造体も異なる。 System V では /etc/mnttab が用いられる。 4.4BSD と Digital UNIX には getmntinfo() があるが、 システムコール getfsstat() のラッパー関数である。

関連項目

fopen(3), fstab(5), mount(8)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2009-09-15