.\" Copyright 2002 walter harms (walter.harms@informatik.uni-oldenburg.de) .\" .\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE) .\" Distributed under GPL .\" %%%LICENSE_END .\" .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2004 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Fri Aug 20 03:27:22 JST 2004 .\" by Yuichi SATO .\" .TH GETTTYENT 3 2013\-07\-22 GNU "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 getttyent, getttynam, setttyent, endttyent \- ttys ファイルのエントリを取得する .SH 書式 \fB#include \fP .sp \fBstruct ttyent *getttyent(void);\fP .sp \fBstruct ttyent *getttynam(const char *\fP\fIname\fP\fB);\fP .sp \fBint setttyent(void);\fP .sp \fBint endttyent(void);\fP .SH 説明 これらの関数はファイル \fB_PATH_TTYS\fP (例えば \fI/etc/ttys\fP) へのインタフェースを提供する。 関数 \fBsetttyent\fP() はファイルをオープンする。 また既にオープンされている場合は、巻き戻す。 関数 \fBendttyent\fP() はファイルをクローズする。 関数 \fBgetttynam\fP() は指定された端末名についてファイルを検索する。 この関数は (以下で説明されている) \fIttyent\fP 構造体へのポインタを返す。 関数 \fBgetttyent\fP() は (もし必要であれば) ファイル \fB_PATH_TTYS\fP をオープンし、最初のエントリを返す。 ファイルが既にオープンされている場合は、次のエントリを返す。 \fIttyent\fP 構造体は以下の通りである。 .in +4n .nf struct ttyent { char *ty_name; /* 端末デバイス名 */ char *ty_getty; /* 実行するコマンド。通常は getty */ char *ty_type; /* termcap のための端末タイプ */ int ty_status; /* 状態フラグ */ char *ty_window; /* ウィンドウマネージャを起動するコマンド */ char *ty_comment; /* コメントフィールド */ }; .fi .in \fIty_status\fP は以下のいずれか値をとることができる。 .br .nf #define TTY_ON 0x01 /* ログインを有効にする (ty_getty プログラムを開始する) */ #define TTY_SECURE 0x02 /* ユーザ ID 0 でのログインを許可する */ .fi .SH 属性 .SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)" 関数 \fBgetttyent\fP() は静的変数へのポインタを返す。そのため、スレッドセーフではない。 .LP 関数 \fBsetttyent\fP() と \fBendttyent\fP() は静的変数を使用する。そのため、スレッドセーフではない。 .LP 関数 \fBgetttynam\fP() はスレッドセーフではない関数 \fBgetttyent\fP() を呼び出す。そのため、スレッドセーフではない。 .SH 準拠 POSIX.1\-2001 にはない。 BSD 系に存在し、おそらく他のシステムにもあるだろう。 .SH 注意 Linux では、ファイル \fI/etc/ttys\fP と上で説明した関数は使われていない。 .SH 関連項目 \fBttyname\fP(3), \fBttyslot\fP(3) .SH この文書について この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。