.\" SPDX-FileCopyrightText: 1991 Julianne Frances Haugh .\" SPDX-FileCopyrightText: 1997 Kazuyoshi Furutaka .\" SPDX-License-Identifier: BSD-3-Clause .\" .\" $Id$ .\" .\" Translated Fri Feb 14 23:06:00 JST 1997 .\" by Kazuyoshi Furutaka .\" Updated & Modified Sun 3 Mar 2002 by NAKANO Takeo .\" Modified Tue 16 Sep 2002 by NAKANO Takeo .\" .TH NEWGRP 1 .SH 名前 newgrp \- 新しいグループにログインする .br sg \- 別のグループ ID でコマンドを実行する .SH 書式 \fBnewgrp\fR [\fB\-\fR] [\fIgroup\fR] .br \fBsg\fR [\fB\-\fR] [\fIgroup\fR [[\fB\-c\fR] \fIcommand\fR]] .SH 説明 .B newgrp はログインセッション中に現在のグループ ID を変更するために用いられる。 オプションとして \fB\-\fR フラグを与えた場合は、 新たにログインしたのと同じ様に環境が再初期化される。 そうでない場合は、現在の作業ディレクトリを含めて、 現在の環境は変化しない。 .PP .B newgrp は現在の実グループ ID を、指定したグループに (グループ名を指定しなかった場合は \fI/etc/passwd\fR に記載されたデフォルトのグループに) 変更する。 ユーザにはパスワードがなくグループにはある場合、 あるいはユーザがグループのメンバーではなく グループにパスワードがある場合には、 そのユーザはパスワードの入力を求められる。 グループのパスワードが設定されておらず、 かつユーザがグループのメンバーでない場合は、 アクセスは拒否される。 .PP .B sg コマンドは .B newgrp と同様に動作するが、コマンドを受け付ける。 このコマンドは \fB/bin/sh\fR シェルで実行される。 コマンドが複数の単語からなる場合は、 sg の実行元となるであろうシェルのほとんどにおいて、 これらをクォートする必要があるだろう。 .BR newgrp " と " sg のもう一つの違いは、 特定のシェルが \fBnewgrp\fR を特別に扱う点にある。 このようなシェルは、自分自身を .B newgrp が生成した新しい実体と置き換える。このようなことは .B sg では起きないので、 .B sg コマンドから戻った際には以前のグループ ID に戻る。 .SH ファイル \fI/etc/passwd\fR \- ユーザアカウント情報 .br \fI/etc/group\fR \- グループ情報 .SH 関連項目 .BR id (1), .BR login (1), .BR su (1) .SH 著者 Julianne Frances Haugh