.\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1998 keisuke ishikawa .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Jan 25 23:33:13 JST 1998 .\" by ishikawa,keisuke .\" Updated Sun Jan 14 21:52:22 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .TH RARP 8 "4 August 1997" "net-tools" "Linux Programmer's Manual" .SH 名前 rarp \- システムの RARP テーブルを操作する .SH 書式 .B "rarp [-V] [--version] [-h] [--help]" .br .B "rarp -a" .br .B "rarp [-v] -d hostname ..." .br .B "rarp [-v] [-t type] -s hostname hw_addr" .SH 注意 .P このプログラムは古い。 バージョン 2.3 以降の Linux カーネルでは、 RARP サポートが含まれていない。 このプログラムの代わりとなる RARP デーモンについては .I ftp://ftp.dementia.org/pub/net-tools を参照すること。 .SH 説明 .B rarp は、カーネルの RARP テーブルをさまざまな方法で操作する。 アドレス・マッピングのエントリーをクリアしたり、 手作業でエントリーを設定したりするのが、主要なオプションである。 デバッグに .B rarp を利用して、RARP テーブルを完全にダンプすることも可能である。 .SH オプション .TP .B \-V rarp のバージョンを表示する。 .TP .B \-v 詳細表示モードで動作し、何が起こっているかをユーザーに知らせる。 .TP .B "\-t type" RARP テーブルを設定したり読み出したりするとき、 エントリーのどのクラスを対象にして欲しいかを .B rarp に指定する。 このパラメータは、デフォルトでは .B ether (つまり、 .B "IEEE 802.3 10Mbps Ethernet" に対応するハードウェア・コード .BR 0x01 ) に設定されている。 ほかに、たとえば .B AX.25 (ax25) や .B NET/ROM (netrom) などのネットワーク技術が指定できる。 .TP .B "\-a" .TP .B "\-\-list" RARP テーブルのエントリーをリストアップする。 .TP .B "\-d hostname" .TP .B "\-\-delete hostname" 指定されたホストの RARP エントリーすべてを削除する。 .TP .B "\-s hostname hw_addr" .TP .B "\-\-set hostname hw_addr" RARP のアドレス・マッピングのエントリーを設定する。 ホスト .B hostname に対するハードウェア・アドレスを .B hw_addr に設定する。 ハードウェア・アドレスの書式は、ハードウェア・クラスによって異なるが、 ほとんどのクラスでは普通の書き方が使える。 例えば、ethernet のクラスでは 16 進数 6 バイトであり、コロンで分割されている。 .SH 警告 システムによっては (特に、SUN の古いシステムでは)、RARP 問い合わせに対して、 ホストが別のリモート・ブート・サービスも 供給できるようになっているものもある。 したがって、ネットワーク管理者の怒りを買いたくなければ、 無闇に RARP エントリーを追加してはならない。 .SH ファイル .I /proc/net/rarp .SH 関連項目 arp(8), route(8), ifconfig(8), netstat(8) .SH 著者 Ross D. Martin, .br Fred N. van Kempen, .br Phil Blundell,