.\" Copyright (C) 2000 David A. Hinds -- dhinds@pcmcia.sourceforge.org .\" mii-tool.8 1.5 2000/04/25 22:58:19 .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Jan 14 21:52:22 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .TH MII-TOOL 8 "2000/04/25 22:58:19" "net-tools" .SH 名前 mii-tool \- メディアに依存しないインターフェースの状態を閲覧・操作する .SH 書式 .B mii-tool [\fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR] [\fB\-V\fR, \fB\-\-version\fR] [\fB\-R\fR, \fB\-\-reset\fR] [\fB\-r\fR, \fB\-\-restart\fR] [\fB\-w\fR, \fB\-\-watch\fR] [\fB\-l\fR, \fB\-\-log\fR] [\fB\-A\fR, \fB\-\-advertise=\fImedia,...\fR] [\fB\-F\fR, \fB\-\-force=\fImedia\fR] .RI [ "interface\ ..." ] .SH 説明 このユーティリティは、ネットワークインターフェースの Media Independent Interface (MII, メディアに依存しないインターフェース) ユニットの 状態を調査・設定する。 ファストイーサーネット (fast ethernet) アダプタの多くは、 リンク速度とデュプレクス (duplex) 設定を 自動ネゴシエーションするために MII を使う。 .PP インテリジェントネットワークデバイスの多くは、 どのようなメディア技術がサポートされているかを通信し、 共通にサポートされている最速のメディア技術を選択するために、 自動ネゴシエーションプロトコルを使う。 \fB\-A\fR と \fB\-\-advertise\fR オプションは、 MII に対して機能の一部のみを告知させるようにするために使われる。 単一スピードのハブのようなパッシブなデバイスのなかには、 自動ネゴシエーションができないものがある。 このようなデバイスに対処するため、 MII プロトコルでは、 10baseT と 100baseT のリンク速度のどちらであるかを単純に検知して、 リンクを確立することができる。 \fB\-F\fR と \fB\-\-force\fR オプションは、 MII に対して、自動ネゴシエーションをさせるのではなく、 強制的に 1 つのモードで動作させるようにする。 \fB\-A\fR と \fB-F\fR オプションは互いに排他的である (同時に指定することはできない)。 .PP デフォルトの簡単な出力では、 各インターフェースについて、 ネゴシエーションされたリンク速度とリンク状態が表示される。 インターフェースがコマンドラインで指定されていない場合、 \fBmii-tool\fR は \fBeth0\fR 〜 \fBeth7\fR のうち 使用可能な全てのインターフェースを調べる。 .SH オプション .TP \fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR より詳細な MII 状態の情報を表示する。 このオプションを 2 個指定した場合、 MII レジスタのそのままの内容も表示する。 .TP \fB\-V\fR, \fB\-\-version\fR プログラムのバージョン情報を表示する。 .TP \fB\-R\fR, \fB\-\-reset\fR MII をデフォルトの設定にリセットする。 .TP \fB\-r\fR, \fB\-\-restart\fR 自動ネゴシエーションを再スタートさせる。 .TP \fB\-w\fR, \fB\-\-watch\fR インターフェースを監視し、リンク状態を報告させる。 MII インターフェースは 1 秒ごとに poll される。 .TP \fB\-l\fR, \fB\-\-log\fR \fB-w\fR とともに使用すると、 リンク状態の変更を標準出力でなくシステムログに記録する。 .TP \fB\-F\fI media\fR, \fB\-\-force=\fImedia\fR 自動ネゴシエーションを無効にして、 MII を強制的に \fB100baseTx-FD\fR, \fB100baseTx-HD\fR, \fB10baseT-FD\fR, \fB10baseT-HD\fR のいずれかで動作させる。 .TP \fB\-A\fI media,...\fR, \fB\-\-advertise=\fImedia,...\fR 自動ネゴシエーションを有効にして、再スタートさせる。 さらに、指定したメディア技術のみが使用可能なことを告知する。 複数のメディア技術を指定する場合は、コンマで区切らなけらばならない。 指定可能なメディア技術は、 \fB100baseT4\fR, \fB100baseTx-FD\fR, \fB100baseTx-HD\fR, \fB10baseT-FD\fR, \fB10baseT-HD\fR である。 .SH 著者 David Hinds \- dhinds@pcmcia.sourceforge.org .br Donald Becker \- becker@scyld.com