'\" t .\" (The preceding line is a note to broken versions of man to tell .\" them to pre-process this man page with tbl) .\" Man page for kill. .\" Licensed under version 2 of the GNU General Public License. .\" Written by Albert Cahalan; converted to a man page by .\" Michael K. Johnson .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 NAKANO Takeo all rights reserved. .\" Translated Tue Nov 14 2000 by NAKANO Takeo .\" Updated & Modified Sat Jul 9 00:25:31 JST 2005 .\" by Yuichi SATO .\" .TH KILL 1 "November 21, 1999" "Linux" "Linux User's Manual" .SH 名前 kill \- プロセスにシグナルを送る .SH 書式 .TS l l. kill pid ... リストされた全てのプロセスに SIGTERM を送る kill -signal pid ... リストされた全てのプロセスにシグナルを送る kill -s signal pid ... リストされた全てのプロセスにシグナルを送る kill -l 全てのシグナルの名前をリストする kill -L T{ 全てのシグナルの名前を見栄えの良い表形式でリストする T} kill -l signal シグナルの番号と名前を変換する kill -V,--version プログラムのパージョンを表示する .TE .SH 説明 kill のデフォルトのシグナルは TERM である。 -l や -L を用いると、指定できるシグナルをリストできる。 特に便利なシグナルには HUP, INT, KILL, STOP, CONT, 0 などがある。 デフォルト以外のシグナルの指定方法は 3 つある。 -9 -SIGKILL -KILL。 負の PID の値はプロセスグループ全体を選択するのに使われる。 ps コマンドの出力の PGID カラムを参照すること。 \-1 という PID は特別である。 これは kill プロセス自身と init 以外の全てのプロセスを表す。 .SH シグナル 以下に kill で使えるシグナルのリストを示す。 わかるものについては、定数・番号とデフォルトの動作も示す。 .TS lB rB lB lB lfCW r l l. 名前 番号 アクション 説明 .TH 0 0 n/a シグナルを送った場合の終了コードを取得する ALRM 14 exit HUP 1 exit INT 2 exit KILL 9 exit このシグナルはブロックされない PIPE 13 exit POLL exit PROF exit TERM 15 exit USR1 exit USR2 exit VTALRM exit STKFLT exit 実装されていないかもしれない PWR ignore T{ システムによっては終了 (exit) するかもしれない T} WINCH ignore CHLD ignore URG ignore TSTP stop シェルと相互作用するかもしれない TTIN stop シェルと相互作用するかもしれない TTOU stop シェルと相互作用するかもしれない STOP stop このシグナルはブロックされない CONT restart 停止 (stop) 状態なら再開、その他なら無視 ABRT 6 core FPE 8 core ILL 4 core QUIT 3 core SEGV 11 core TRAP 5 core SYS core 実装されていないかもしれない EMT core 実装されていないかもしれない BUS core コアダンプは失敗するかもしれない XCPU core コアダンプは失敗するかもしれない XFSZ core コアダンプは失敗するかもしれない .TE .SH 注意 あなたの使っているシェル (コマンドラインインタープリター) には組み込みの kill コマンドがあるかもしれない。 この場合、ここで説明した kill を実行するには、 /bin/kill のように指定する必要があるかもしれない。 .SH 例 .SS .B "kill -9 -1" .nf kill 可能な全てのプロセスを kill する。 .fi .PP .SS .B "kill -l 11" .nf 数値 11 をシグナル名に変換する。 .fi .PP .SS .B "kill -L" .nf 使用可能なシグナルを見栄えの良い表形式でリストする。 .fi .PP .SS .B "kill 123 543 2341 3453" .nf デフォルトのシグナル SIGTERM をこれら全てのプロセスに送る。 .fi .PP .SH 関連項目 .BR pkill (1), .BR skill (1), .BR kill (2), .BR renice (1), .BR nice (1), .BR signal (7), .BR killall (1) .SH 標準 このコマンドは適切な標準に準拠している。 -L フラグは Linux 固有のものである。 .SH 著者 Albert Cahalan が 1999 年に 標準に合致していない bsdutils のものを置き換えるために kill を書いた。 util-linux の kill も正しく動作するだろう。 バグ報告は まで送って欲しい。