.\" Copyright (c) 1985, 1991 The Regents of the University of California. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. 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これは疑似接続を確立する datagram サーバーである。 競合を避けるために .Dq wait が指定されなければならない; サーバーは最初のパケットを読み込み、新たなソケットを作成し、 .Nm inetd が新たなサーバーを起動するような接続要求をチェックできるように、 fork して終了する。 オプションのサフィックス (接尾辞) .Dq max .Ns ( Dq wait または .Dq nowait からドット``.''で分けられる) は、60 秒の間に最大いくつのサーバーが .Nm inetd から起動できるかを指定する。 省略された場合の、 .Dq max のデフォルトは 40 である。 .Pp .Em user エントリには、サーバーを実行するユーザー名を書く。 これによりサーバーを root よりも低い権限で実行できる。 ユーザー名に続いてドット``.'' を付加して、 その後ろにグループ名を指定することができる。 これによりサーバーを password ファイルで指定される (プライマリの) グループ ID とは違うグループ ID で実行できる。 グループ名が指定され、ユーザーが root 以外だった場合は、 そのユーザの補助グループも (グループアクセスリストに) 設定されることになる。 .Pp .Em サーバープログラム名 のエントリには、ソケットに要求があったとき .Nm inetd が起動し、当該エントリのサービスを提供する サーバープログラムのパス名を指定する。 .Nm inetd 内にすでに実装されているサービスを提供する場合には、サーバープログラムとして .Dq internal を指定する。 .Pp .Em サーバープログラム引数 のエントリには、サーバーを起動する際の引数を、 サーバープログラムの起動文字列である argv[0] を含めて記述する。 .Nm inetd 内に実装されているサービスを提供する場合には、サーバープログラム引数として .Dq internal を指定する。 .Ss 組み込み関数 .Nm inetd は、内蔵ルーチンを用いて簡単なサービスを自身で提供する。 これらのサービスとは .Dq echo , .Dq discard , .Dq chargen (文字生成), .Dq daytime (人間が読む形式で時間を出力), .Dq time (機械可読形式の時間。1900 年 1 月 1 日 0 時からの経過秒数を出力) である。 これらのサービスは TCP ベースである。 これらのサービスの詳細については適切な .Tn RFC ドキュメントを参照のこと。 .Pp .Dv SIGHUP を受けとると、 .Nm inetd は、設定ファイルを再度読み込む。 設定ファイルを再読み込みするときに、サービスを追加・削除・変更できる。 .Nm inetd はファイル .Pa /var/run/inetd.pid を作成し、そこにプロセス ID を記録する。 .Sh 関連項目 .Xr comsat 8 , .Xr fingerd 8 , .Xr ftpd 8 , .Xr rexecd 8 , .Xr rlogind 8 , .Xr rshd 8 , .Xr telnetd 8 , .Xr tftpd 8 .Sh 履歴 .Nm コマンドは .Bx 4.3 から登場した。 .Em Sun-RPC ベースのサービスのサポートは、 .Em SunOS 4.1 で提供されたものにならって作られた。