.\" This page is originally in the SysVinit package. .\" .\" Translated Fri 14 Feb 1997 .\" by Kazuyoshi Furutaka .\" Updated Sat 6 May 2000 by Kentaro Shirakata .\" Updated Thu 26 Sep 2002 by NAKANO Takeo .\" .\"{{{}}} .\"{{{ Title .TH HALT 8 "Nov 6, 2001" "" "Linux System Administrator's Manual" .\"}}} .\"{{{ Name .SH 名前 halt, reboot, poweroff \- システムを停止する .\"}}} .\"{{{ Synopsis .SH 書式 .B /sbin/halt .RB [ \-n ] .RB [ \-w ] .RB [ \-d ] .RB [ \-f ] .RB [ \-i ] .RB [ \-p ] .RB [ \-h ] .br .B /sbin/reboot .RB [ \-n ] .RB [ \-w ] .RB [ \-d ] .RB [ \-f ] .RB [ \-i ] .br .B /sbin/poweroff .RB [ \-n ] .RB [ \-w ] .RB [ \-d ] .RB [ \-f ] .RB [ \-i ] .RB [ \-h ] .\"}}} .\"{{{ Description .SH 説明 \fBhalt\fPは、システムの終了を \fI/var/log/wtmp\fP ファイルに記録し、 カーネルにシステムの停止 (halt)、再起動 (reboot)、 電源断 (poweroff) のいずれかを行うよう命令する。 (訳注: reboot, poweroff は halt へのリンクであり、 動作はどの名前で起動したかによって決まる。) .PP システムのランレベルが \fB0\fP または \fB6\fP でないときに、 すなわちシステムが通常に動作しているときに \fBhalt\fP や \fBreboot\fP が呼び出されると、 代わりに \fBshutdown\fP(8) が (\fB-h\fP や \fB-r\fP オプションを付けて) 起動される。 詳細は .BR shutdown (8) の man ページを参照のこと。 .PP この man ページではランレベル 0 および 6、 すなわちシステムのシャットダウンスクリプトが動作中の場合 における振舞いを説明する。 .\"}}} .\"{{{ Options .SH オプション .IP \fB\-n\fP 再起動または停止する前に sync しない。 .IP \fB\-w\fP 実際には再起動または停止せずに、 wtmpレコード (\fI/var/log/wtmp\fP ファイル) への記録のみを行う。 .IP \fB\-d\fP wtmpレコードへの記録を行わない。 \fB\-n\fP オプションを指定した場合は、 自動的に \fB\-d\fP オプションも付けられる。 .IP \fB\-f\fP \fBshutdown\fP(8) を起動せず、強制的に halt または reboot する。 .IP \fB\-i\fP 停止または再起動する直前に 全てのネットワークインターフェースを切断する。 .IP \fB\-h\fP 停止または再起動する直前にシステムのすべてのハードディスクを standby モードにする。 .IP \fB\-p\fP システムを停止する時に、電源を切る。 halt が \fBpoweroff\fP という名前で起動された時はこれがデフォルトである。 .\"}}} .\"{{{ Diagnostics .SH 返り値 スーパーユーザでない人が用いた場合は `must be superuser' というメッセージが表示される。 .\"}}} .\"{{{ Notes .SH 注意 古い版の \fBsysvinit\fP では、 \fBreboot\fP や \fBhalt\fP を直接呼び出してはならなかった。 2.74 版からは、システムのランレベルが 0 か 6 でない場合には \fBhalt\fP や \fBreboot\fP は \fIshutdown\fP を起動する。 このため \fBhalt\fP や \fBreboot\fP が現在のランレベルを認識できない場合 (例えば \fI/var/run/utmp\fP が正しく初期化されていない場合) には \fBshutdown\fP が起動されることになるが、 これは望む動作とは異なるかもしれない。 強制的に \fBhalt\fP や \fBreboot\fP を実行したい時には \fB-f\fP オプションを使うこと。 .PP \fB-h\fP オプションは停止または電源断の直前にすべてのハードディスクを standby モードにする。 現在ではこの機能は IDE ドライブに対してのみ実装されている。 ハードディスクを standby モードにすると、 副作用としてディスクの write キャッシュがフラッシュされる。 これは IDE ドライブでは重要なことなのである。 カーネル自身は電源断の前に write キャッシュのフラッシュを行わないからである。 .PP \fBhalt\fP プログラムはすべての IDE ディスクデバイスを検索するため、 /proc/ide/hd* を用いる。 すなわち \fBhalt\fP や \fBpoweroff\fP を呼ぶときには /proc がマウントされている必要がある。 さもないと \fB-h\fP オプションは何もしない。 .PP .\"}}} .\"{{{ Author .SH 著者 Miquel van Smoorenburg, miquels@cistron.nl .\"}}} .\"{{{ See also .SH 関連項目 .BR shutdown (8), .BR init (8) .\"}}}