.\" Copyright 1993 Rickard E. Faith (faith@cs.unc.edu) .\" May be distributed under the GNU General Public License .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1997 Koso Fukuba .\" all rights reserved. .\" Translated Mon Jan 27 12:00:00 JST 1997 .\" by Koso Fukuba .\" Updated & Modified Thu Oct 7 1999 .\" by NAKANO Takeo .\" Updated Mon Aug 20 JST 2001 by Kentaro Shirakata .\" .\"WORD: ring buffer リングバッファ .TH DMESG 8 .SH 名前 dmesg \- カーネルの (ログ用) リングバッファの表示と制御 .SH 書式 .BI "dmesg [ \-c ] [ \-n " level " ] [ \-s " bufsize " ]" .SH 説明 .B dmesg は、カーネルのリングバッファの内容を表示・制御するために用いる。 このプログラムはブートアップメッセージの確認に便利である。 ブート時のメッセージを手で写す必要はなく、 .RS dmesg > boot.messages .RE として、 .I boot.messages ファイルをその問題に対処できる人にメールで送れば良い。 .SH オプション .TP .B \-c リングバッファの内容を表示した後、クリアする。 .TP .BI \-s bufsize カーネル循環バッファへの問い合わせに .I bufsize の大きさのバッファを用いる。デフォルトでは 16392 になっている (カーネルの syslog バッファのデフォルトは、最初は 4096、 1.3.54 からは 8192、2.1.113 からは 16384 である)。 カーネルのバッファをデフォルトより大きくした場合に、 バッファ全体を見るにはこのオプションが必要である。 .TP .BI \-n level コンソールに出力されるログメッセージのレベルを .I level に設定する。例えば .B \-n 1 とすれば、パニックメッセージ以外のメッセージはコンソールに 出力されなくなる。ただしすべてのメッセージレベルは .I /proc/kmsg には依然として書き込まれるので、 .BR syslogd (8) を用いれば、カーネルメッセージの出力を望むように制御できる。 .B \-n オプションが指定されたときには、 .B dmesg はカーネルのリングバッファの表示やクリアを行なわない。 複数のオプションを指定すると、最後に指定したオプションだけが有効になる。 .SH 関連項目 .BR syslogd (8) .\" .SH 著者 .\" Theodore Ts'o (tytso@athena.mit.edu)