'\" -*- coding: UTF-8 -*- .if \n(.g .ds T< \\FC .if \n(.g .ds T> \\F[\n[.fam]] .de URL \\$2 \(la\\$1\(ra\\$3 .. .if \n(.g .mso www.tmac .TH lxc-autostart 1 2019-04-14 "" "" .SH NAME lxc-autostart \- 自動起動の設定がされたコンテナの開始/停止/kill .SH SYNOPSIS 'nh .fi .ad l \fBlxc-autostart\fR \kx .if (\nx>(\n(.l/2)) .nr x (\n(.l/5) 'in \n(.iu+\nxu [-k] [-L] [-r] [-s] [-a] [-A] [-g \fIgroups\fR] [-t \fItimeout\fR] 'in \n(.iu-\nxu .ad b 'hy .SH 説明 \fBlxc-autostart\fR は lxc.start.auto が設定されたコンテナの処理を行います。 ユーザがコンテナの開始、シャットダウン、kill、再起動を、設定した時間間隔で、設定した順番で行えるようにします。 lxc.group でのフィルタリングによって、もしくは定義された全てのコンテナを実行します。 何の動作も行わず、対象のコンテナ (とコンテナに設定された起動待機時間) のリストを表示するリストモードを外部ツールから使用することも可能です。 .PP [-r], [-s], [-k] オプションは実行する動作を指定します。何も指定しない場合は、コンテナを起動します。 [-a], [-g] は、どのコンテナを対象にするかを指定するのに使います。デフォルトでは、lxc.group が指定されていないコンテナにだけが対象となります。 [-t TIMEOUT] はコンテナが完全にシャットダウンもしくはリブートを待つ最大時間を指定します。 .SH オプション .TP \*(T<\fB\-r,\-\-reboot \fR\*(T> コンテナのリブートを要求します。 .TP \*(T<\fB\-s,\-\-shutdown \fR\*(T> クリーンなシャットダウンを要求します。もし、[-t timeout] が 0 より大きい場合で、コンテナがこの時間内にシャットダウンしない場合は、コンテナは [-k kill] オプションを指定した時のように kill されます。 .TP \*(T<\fB\-k,\-\-kill \fR\*(T> コンテナのクリーンなシャットダウンを要求するのではなく、明確にコンテナの全てのタスクを kill します。 .TP \*(T<\fB\-L,\-\-list \fR\*(T> 実際の動作は行わず、コンテナ名と次のコンテナを開始するまでの間隔の表示だけを行います。 .TP \*(T<\fB\-t,\-\-timeout \fR\*(T>\fITIMEOUT\fR コンテナの強制停止まで TIMEOUT 秒待ちます。 .TP \*(T<\fB\-g,\-\-group \fR\*(T>\fIGROUP\fR 対象にするコンテナのグループのカンマ区切りのリスト (デフォルトでは lxc.group 指定のないコンテナ、つまり NULL グループが対象になります)。 このオプションは複数回指定することができ、オプションは連結されます。NULL もしくは空のグループは、NULL グループを処理すべき場所に指定された先頭のカンマ、末尾のカンマ、途中に現れる 2 つ続きのカンマ、空のオプション引数で指定することができます。 グループはコマンドラインで指定された順番に処理されます。-g オプションの複数回の呼び出しはカンマ区切りのリストと自由に混ぜることができ、指定した順番に連結されます。 .TP \*(T<\fB\-a,\-\-all\fR\*(T> lxc.group の指定を無視して、自動起動が設定されているコンテナを全て選択します。 .TP \*(T<\fB\-A,\-\-ignore\-auto\fR\*(T> lxc.start.auto で設定されているフラグを無視します。-a と組み合わせることにより、システム上の全てのコンテナを選択します。 .SH 自動起動とシステムブート \fBlxc-autostart\fR コマンドは、LXC システムサービスがホストシステムのブートおよびシャットダウン時に実行するように有効化されているとき、LXC システムサービスの一部として使用されます。 このコマンドはホストシステムのブート時に、どのコンテナをどういう順番で、それぞれのコンテナの起動間隔をどれくらい開けるかを選択するのに使います。 .PP コンテナはいくつでもグループに属することができ、全く属さないことも可能です。特別なグループが 2 つ存在します。1 つは NULL グループです。これはどのグループにも属さないコンテナです。もう 1 つは "onboot" グループです。 .PP LXC サービスが有効になった状態でシステムがブートすると、最初に "onboot" グループのメンバーである lxc.start.auto == 1 が設定されたコンテナを起動しようとします。起動は lxc.start.order の順に起動します。 lxc.start.delay が指定されている場合、現在対象となっているコンテナに初期化の時間を与え、ホストシステムの負荷を低減するために、次のコンテナを開始させるまでに遅延時間を与えます。 "onboot" グループのメンバーが開始した後、LXC システムは lxc.start.auto == 1 が設定された、どのグループのメンバーでもない (NULL グループの) コンテナのブートを onboot グループのコンテナと同様に開始します。 .SH スタートアップグループの例 .TP \*(T<\fB\-g "onboot,"\fR\*(T> まず最初に "onboot" グループの処理を開始し、その後 NULL グループの処理を開始します。 これは以下と等価です: \*(T<\fB\-g onboot \-g ""\fR\*(T> .TP \*(T<\fB\-g "dns,web,,onboot"\fR\*(T> まず最初に "dns" グループの処理を開始し、2 番目に "web" グループ、その後 NULL グループ、"onboot" グループの順に処理を開始します。 これは以下と等価です: \*(T<\fB\-g dns,web \-g ,onboot\fR\*(T> もしくは \*(T<\fB\-g dns \-g web \-g "" \-g onboot\fR\*(T> .SH "SEE ALSO" \fBlxc\fR(7), \fBlxc-create\fR(1), \fBlxc-copy\fR(1), \fBlxc-destroy\fR(1), \fBlxc-start\fR(1), \fBlxc-stop\fR(1), \fBlxc-execute\fR(1), \fBlxc-console\fR(1), \fBlxc-monitor\fR(1), \fBlxc-wait\fR(1), \fBlxc-cgroup\fR(1), \fBlxc-ls\fR(1), \fBlxc-info\fR(1), \fBlxc-freeze\fR(1), \fBlxc-unfreeze\fR(1), \fBlxc-attach\fR(1), \fBlxc.conf\fR(5) .SH 作者 Stéphane Graber <\*(T>