'\" t .\" Title: config-gfarm-update .\" Author: [FIXME: author] [see http://docbook.sf.net/el/author] .\" Generator: DocBook XSL Stylesheets v1.79.1 .\" Date: 2 Feb 2015 .\" Manual: Gfarm .\" Source: Gfarm .\" Language: English .\" .TH "CONFIG\-GFARM\-UPDAT" "8" "2 Feb 2015" "Gfarm" "Gfarm" .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * Define some portability stuff .\" ----------------------------------------------------------------- .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ .\" http://bugs.debian.org/507673 .\" http://lists.gnu.org/archive/html/groff/2009-02/msg00013.html .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ .ie \n(.g .ds Aq \(aq .el .ds Aq ' .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * set default formatting .\" ----------------------------------------------------------------- .\" disable hyphenation .nh .\" disable justification (adjust text to left margin only) .ad l .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE * .\" ----------------------------------------------------------------- .SH "NAME" config-gfarm-update \- Gfarmメタデータの更新 .SH "SYNOPSIS" .HP \w'\fBconfig\-gfarm\-update\fR\ 'u \fBconfig\-gfarm\-update\fR [\fIオプション\fR] .HP \w'\fBconfig\-gfarm\-update\fR\ 'u \fBconfig\-gfarm\-update\fR \-\-update [\fIオプション\fR] .SH "DESCRIPTION" .PP \fBconfig\-gfarm\-update\fRは、 メタデータサーバにおけるバックエンドDBを アップグレード/アップデートするコマンドです。 メタデータサーバがプライベートモードで設定されている場合を除き、 このコマンドを実行するためにはroot権限が必要です。 バックエンドDBに接続するための情報を得るため、 起動時に\fBgfmd\fRの設定ファイル (gfmd\&.conf)を読み込みます。 .PP \fBconfig\-gfarm\-update\fRは、 以下に示すバックエンドDBの機能を有効にすることができます。 .sp .RS 4 .ie n \{\ \h'-04'\(bu\h'+03'\c .\} .el \{\ .sp -1 .IP \(bu 2.3 .\} XML Path言語(XPath)のサポート [\-X] .RE .sp .RS 4 .ie n \{\ \h'-04'\(bu\h'+03'\c .\} .el \{\ .sp -1 .IP \(bu 2.3 .\} メタデータサーバ内でメタデータの複製 [\-r] .RE .sp .RS 4 .ie n \{\ \h'-04'\(bu\h'+03'\c .\} .el \{\ .sp -1 .IP \(bu 2.3 .\} チェックサム計算 [\-d] .RE .PP バックエンドDBがこれらの機能をサポートするかどうかは、 \fBconfig\-gfarm\fRによって初期設定が 行われたときに決定されます。 初期設定後に機能を有効にしたい場合は、 \fBconfig\-gfarm\-update \-\-update\fRに 上記の一覧中の [ ] で囲まれたオプションをつけて実行してください。 .PP \fBconfig\-gfarm\-update\fRは、 バックエンドDBのアップグレードにも使用されます。 このコマンドを実行することにより、 データベース内のテーブルスキーマやデータが編集されます。 Gfarmは古いリリースに対して互換性がない可能性があるため、 アップグレードの必要がある場合は、\fB\-\-update\fRオプションを付けて \fBconfig\-gfarm\-update\fRを実行してください。 .PP メタデータサーバをアップデートやアップグレードする際、 \fBgfmd\fRを停止してから実行しなければ いけません。 また、ファイルシステム内にメターデータサーバが複数存在する場合は、 全てのメタデータサーバ上で\fBconfig\-gfarm\-update\fR を実行してください。 メタデータサーバのアップデートやアップグレード後、 ホスト上のメタデータサーバは、 このコマンドにより起動されます。 .PP \fBconfig\-gfarm\fRと同様に、 \fBconfig\-gfarm\-update\fRには、 全ての設定パラメータの値を表示する\fB\-t\fRオプションが存在します。 このコマンドの実行例は以下の通りです。 .sp .if n \{\ .RS 4 .\} .nf $ config\-gfarm\-update \-t prefix [\-\-prefix]: metadata backend [\-b]: postgresql metadata directory [\-l]: /var/gfarm\-pgsql postgresql admin user [\-U]: postgres postgresql admin password [\-W]: (auto generated) postgresql user [\-u]: gfarm postgresql password [\-w]: (auto generated) postgresql prefix [\-P]: /usr postgresql version [\-V]: 8\&.4 postgresql XML supported [\-X]: no postgresql data checksum support [\-E]: no portmaster port [\-p]: 10602 metadata replication [\-r]: yes metadata journal directory [\-j]: /var/gfarm\-metadata/journal digest type [\-d]: md5 .fi .if n \{\ .RE .\} .PP アップデートやアップグレードを行う前に、 \fBconfig\-gfarm\-update \-t\fR を実行することを推奨します。 .PP バックエンドDBがPostgreSQLである場合、 かつ\fBconfig\-gfarm\-update\fRが \fB\-\-update\fRオプション無しで処理された場合は、 \fBpsql\fRコマンドが実行されます。 このコマンドは、バックエンドDBへのフロントエンドターミナルであり、 対話的にクエリを入力することができます。 \fBpsql\fRはPostgreSQLへ 自動的に接続を行うので便利です。 .SH "OPTIONS" .PP \fB\-\-prefix\fR \fIパス\fR .RS 4 \fBconfig\-gfarm\-update\fRは、 \fBgfmd\fRの設定ファイル PREFIX/etc/gfmd\&.confを読み込みます。 デフォルトでは、 %%SYSCONFDIR%%/etc/gfmd\&.conf が読み込まれます。 .RE .PP \fB\-P\fR \fIインストール先のディレクトリ\fR .RS 4 このオプションを付与した場合、 バックエンドDBに対するインストール先のディレクトリ (例えば、/usr/local)を指定することができます。 \fBconfig\-gfarm\-update\fRが\fBpsql\fR などのPostgreSQLコマンドを実行する際、 指定したディレクトリの下にこのコマンドが インストールされていることを前提としています。 このオプションを省略した場合、 \fBconfig\-gfarm\-update\fRは、 環境変数\fBPATH\fRのリストからそのコマンドへのディレクトリを 探し出します。 .RE .PP \fB\-l\fR \fIパス\fR .RS 4 バックエンドDBがGfarmのメタデータを記録したファイルを置く ディレクトリへのパスを指定することができます。 .sp バックエンドDBがPostgreSQLである場合、 指定したディレクトリは一般にPGDATAと呼ばれています。 デフォルトではPREFIX/var/gfarm\-pgsql が設定されており、このPREFIXは\fB\-\-prefix\fRオプションで 与えられた値となります。 .RE .PP \fB\-f\fR \fIコマンドファイル\fR .RS 4 このオプションを付与した場合、 \fBconfig\-gfarm\-update\fRがPostgreSQLへの フロントエンドターミナルとして\fBpsql\fRを実行する際、 \fBconfig\-gfarm\-update\fRは \fB\-f\fRオプションと与えられたファイル引数を \fBpsql\fRに渡します。 そして、\fBpsql\fRは、対話的にコマンドを読み込むのではなく、 このファイル内に書き込まれたコマンドを解釈します。 ただし、\fB\-\-update\fRオプションが指定されている場合、 このオプションは無視されます。 .RE .PP \fB\-o\fR \fIオプション\fR .RS 4 このオプションを付与した場合、 \fBconfig\-gfarm\-update\fRがPostgreSQLへの フロントエンドターミナルとして\fBpsql\fRを実行する際、 \fBconfig\-gfarm\-update\fRは 与えられたオプションを\fBpsql\fRに渡します。 ただし、\fB\-\-update\fRオプションが指定されている場合、 このオプションは無視されます。 .RE .PP \fB\-j\fR \fIジャーナルファイル用ディレクトリ\fR .RS 4 \fBgfmd\fRによりジャーナルファイルが置かれる ディレクトリのパスを指定することができます。デフォルトでは、 PREFIX/var/gfarm\-metadata/journal が設定されており、このPREFIXは\fB\-\-prefix\fRオプションで 与えられた値となります。 .RE .PP \fB\-\-help\fR .RS 4 このコマンドの使用法を表示して、終了します。 .RE .PP \fB\-t\fR .RS 4 このオプションを付与した場合、 人間が読みやすい形式で全ての設定パラメータの値を表示した後、 すぐに終了します。 .RE .PP \fB\-N\fR .RS 4 このオプションを付与した場合、 アップデートやアップグレードを実行した後、 \fBgfmd\fRを起動/停止しません。 このオプションは\fB\-\-update\fRオプション指定時のみ 有効となります。 .RE .PP \fB\-r\fR .RS 4 このオプションを付与した場合、 メタデータサーバ内でメタデータの複製を有効にします。 このオプションは\fB\-\-update\fRオプション指定時のみ 有効となります。 .RE .PP \fB\-d\fR \fIダイジェストタイプ\fR .RS 4 チェックサム計算を有効にし、チェックサムのダイジェストタイプを指定します。 引数 \fIダイジェストタイプ\fR には、 そのホスト上にインストールされた OpenSSL ライブラリが対応しているタイプ名 を小文字 (たとえば "md5") で指定します。 .RE .PP \fB\-X\fR .RS 4 このオプションを付与した場合、 拡張ファイル属性をクエリするためのXML Path言語(XPath) のサポートを有効にします。 このオプションは\fB\-\-update\fRオプション指定時のみ 有効となります。 .RE .SH "FILES" .PP %%SYSCONFDIR%%/gfmd\&.conf .RS 4 \fBgfmd\fRが参照する設定ファイル .RE .SH "SEE ALSO" .PP \fBconfig-gfarm\fR(8), \fBgfmd\fR(8), \fBpsql\fR(1)