.\" .\" This manual page is a part of pstree-19 .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1998-2000 Shinji Orito & NAKANO Takeo .\" all rights reserved. .\" Translated 4 Jul 1998 by Shinji Orito .\" Proofed, Updated & Modified Mon 29 May 2000 .\" by NAKANO Takeo .\" .TH PSTREE 1 "May 6, 1998" "Linux" "User Commands" .SH 名前 pstree \- プロセスのツリーを表示する .SH 書式 .ad l .B pstree .RB [ \-a ] .RB [ \-c ] .RB [ \-h | \-H \fIpid\fB ] .RB [ \-l ] .RB [ \-n ] .RB [ \-p ] .RB [ \-u ] .RB [ \-G | \-U ] .RB [ \fIpid\fB | \fIuser\fB] .br .B pstree .RB \-V .ad b .SH 説明 .B pstree は実行中のプロセスをツリー形式で表示する。 ツリーは \fIpid\fP を起点とする。 \fIpid\fP が省略されると \fBinit\fP を起点とする。 ユーザー名が指定されると、 そのユーザーのプロセスを起点とする全てのプロセスツリーを表示する。 .PP 同じ内容の分岐があると、 .B pstree はそれらを [] で括り、繰り返し数を前に付けてまとめる。 例えば .nf .sp init\-+\-getty |\-getty |\-getty `-getty .sp .fi は .nf .sp init\-\-\-4*[getty] .sp .fi となる。 .SH オプション .IP \fB\-a\fP コマンドラインの引数を表示する。 プロセスのコマンドラインがスワップアウトされているときは、 そのプロセスを括弧で括って表示する。 \fB\-a\fP は暗黙の内に [] によるまとめ表示を無効にする。 .IP \fB\-c\fP 同じ内容のサブツリーをまとめない。 デフォルトでは、可能な限り常に同内容のサブツリーをまとめる。 .IP \fB\-G\fP VT100 の 罫線文字 (line drawing character) を使う。 .IP \fB\-h\fP カレントプロセスとその先祖のプロセスを強調表示する。 ターミナルが強調表示をサポートしていなかったり、 カレントプロセスとその上位グループのいずれもが ツリーに属していなければ、この指定は単に無効となる。 .IP \fB\-H\fP \fB\-h\fP と似ているが、指定したプロセスを強調表示する。 \fB\-h\fP とは違い、 .B pstree は \fB\-H\fP の強調表示ができない場合には失敗する。 .IP \fB\-l\fP 長い行を表示する。 デフォルトでは、長い行はディスプレイの幅で打ち切られる。 出力が tty 以外に送られる場合や、 ディスプレイの幅が分からない場合は 132 桁で打ち切られる。 .IP \fB\-n\fP 同じ親を持つプロセスどうしを、名前でなく PID でソートする。(数値ソート) .IP \fB\-p\fP PID を表示する。PID は10進数でプロセス名の後に括弧付で表示される。 \fB\-p\fP を付けると、ツリーのまとめ表示は行わない。 .IP \fB\-u\fP uid の遷移を表示する。 プロセスの uid が親の uid と異なる時は、 常にその新しい uid がプロセス名の後に括弧付で表示される。 .IP \fB\-U\fP UTF-8 (Unicode) の罫線文字 (line drawing character) を使う。 Linux 1.1-54 以降においては、コンソールは \fBecho -e '\\033%8'\fP で UTF-8 モードに入り、 \fBecho -e '\\033%@'\fP で終了する。 .IP \fB\-V\fP バーション情報を表示する。 .SH ファイル .nf /proc proc ファイルシステムの場所 .SH 著者 Werner Almesberger .SH 関連項目 .BR ps (1), .BR top (1) .\"{{{}}}