.\"Shamelessly copied from zmore.1 by Philippe Troin .\"for Debian GNU/Linux .\"******************************************************************* .\" .\" This file was generated with po4a. Translate the source file. .\" .\"******************************************************************* .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated 2003-05-01, Yuichi SATO .\" .TH BZMORE 1 .SH 名前 bzmore, bzless \- bzip2 圧縮されたテキストを CRT で見るためのファイル閲覧フィルタ .SH 書式 \fBbzmore\fP [ name ... ] .br \fBbzless\fP [ name ... ] .SH 注意 以下の説明では、 \fIbzless\fP と \fIless\fP は、 \fIbzmore\fP と \fImore\fP に置き換えて使用することができる。 .SH 説明 \fIbzmore\fP は、圧縮されたテキストファイルや通常のテキストファイルを ソフトコピー端末上で一度に全画面で閲覧するためのフィルタである。 \fIbzmore\fP は \fIbzip2\fP で圧縮されたファイルに対して動作する (圧縮されていないファイルに対しても動作する)。 ファイルが存在しない場合、 \fIbzmore\fP は、そのファイル名に拡張子 .bz2 をつけた名前のファイルを探す。 .PP \fIbzmore\fP は通常、1 画面毎に画面の一番下に \-\-続ける\-\- と表示して一時停止する。 キャリッジリターンを打つと、1 行分表示を進める。 スペースを打つと、1 画面分表示を進める。 他のキーについては、後に列挙する。 .PP \fIbzmore\fP は端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイル \fI/etc/termcap\fP を調べる。 24 行表示できる端末では、デフォルトのウインドウサイズは 22 行である。 \fIbzmore\fP が一時停止しているときに打つことのできる、 その他のシーケンスとその結果は次の通りである (\fIi\fP はオプションの引き数 (整数値) で、デフォルトは 1 である)。 .PP .IP \fIi\|\fP \fIi\fP 行分表示を進める (引き数が与えられない場合、1 画面分進める)。 .PP .IP ^D 11 行進めて表示する (\*(lqスクロール\*(rq)。 \fIi\fP が与えられると、スクロールサイズが \fIi\|\fP に設定される。 .PP .IP d ^D (control\-D) と同じ。 .PP .IP \fIi\|\fPz \fIi\|\fP が与えられた場合に新しいウインドウサイズになる、という以外は スペースを打った場合と同じ。 現在のファイルの終りでは、ウインドウサイズがデフォルトの値に 戻ることに注意すること。 .PP .IP \fIi\|\fPs \fIi\|\fP 行分スキップし、画面いっぱいに表示する。 .PP .IP \fIi\|\fPf \fIi\|\fP 画面分スキップし、画面いっぱいに表示する。 .PP .IP "q または Q" 現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。 .PP .IP "e または q" プロンプト \-\-続ける\-\-(次のファイル: \fIfile\fP) が表示されているとき、このコマンドは bzmore を終了させる。 .PP .IP s プロンプト \-\-続ける\-\-(次のファイル: \fIfile\fP) が表示されているとき、このコマンドは bzmore を次のファイルに スキップさせ続行させる。 .PP .IP = 現在の行番号を表示する。 .PP .IP \fIi\|\fP/expr 正規表現 \fIexpr\fP の \fIi\|\fP 番目の場所を検索する。 パターンが見つからない場合、 \fIbzmore\fP は (もしあるなら) 次のファイルに移る。 見つかった場合は、正規表現が見つかった場所の 2 行前から始まる 1 画面分を表示する。 削除文字やキル文字を正規表現を編集するために使用してもよい。 最初の桁を越えて削除すると、検索コマンドはキャンセルされる。 .PP .IP \fIi\|\fPn 前に打ち込んだ正規表現の \fIi\|\fP 番目の場所を検索する。 .PP .IP !command \fIcommand\|\fP でシェルを起動する。 "command" 内の `!' という文字は、前のシェルコマンドで置き換えられる。 "\e!" という文字列は "!" で置き換えられる。 .PP .IP ":q または :Q" 現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。 (q または Q と同じ)。 .PP .IP . (ドット) 前のコマンドを繰り返す。 .PP コマンドはすぐに影響を及ぼす。 つまりキャリッジリターンを打つ必要はない。 ユーザーはコマンド文字そのものを打つ前に、 数値の引き数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは \-\-続ける\-\- というメッセージを もう一度表示させるために、削除文字を打ち込むことができる。 .PP 出力が端末に送られるどの時点でも、ユーザーは終了キー (通常は control\-\e) を 打ち込むことができる。 \fIbzmore\fP は出力を送るのを止めて、通常の \-\-続ける\-\- プロンプトを表示する。 その後、ユーザーは上のコマンドを普通の方法で打ち込むことができる。 終了キーを打った場合に、運悪く出力が失われることがある。 それは、終了シグナルが起きたときに、端末の出力キューで待っていた すべての文字がフラッシュされてしまったためである。 .PP このプログラムは出力を連続的なものにするために、端末を \fInoecho\fP モードにする。/ と ! コマンドを除いて、打ち込まれた文字は端末上に見えない。 .PP 標準出力がテレタイプでない場合、 \fIbzmore\fP は \fIbzcat\fP のように動作する。 ただし、ヘッダが各ファイルの前に表示される。 .SH ファイル .DT /etc/termcap 端末データベース .SH 関連項目 more(1), less(1), bzip2(1), bzdiff(1), bzgrep(1)