.\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Mon Mar 12 16:15:24 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" Updated & Modified Sat Sep 8 17:49:44 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .\"WORD: look up 照合 .\" .TH ATALKD 8 "17 Nov 1995" "netatalk 1.3" .SH 名前 atalkd \- AppleTalk RTMP, NBP, ZIP, AEP の管理をする .SH 書式 .B /usr/sbin/atalkd [ .B -f .I configfile ] [ .B -1 | .B -2 ] .SH 説明 .B atalkd は全てのユーザーレベル AppleTalk ネットワーク管理の責任を負う。 これには、ルーティング・名前の登録と照合・ゾーンの照合・ AppleTalk エコープロトコル .RB ( ping (8) に似たもの) が含まれる。 .B atalkd は、通常、ブート時に .B /etc/rc から起動される。 最初に設定ファイル .B /etc/netatalk/atalkd.conf を読み込む。 設定ファイルがない場合、 .B atalkd は使用可能な全てのインターフェースを設定しようと試み、 設定ファイルを作成する。 このファイルには 1 行に 1 つのインターフェースが並べて書かれている。 .RB ` # ' が最初にある行は、空行と同様に、無視される。 書式は以下の通り。 .RS .sp .I interface [ .B -seed ] [ .B -phase .I number ] [ .B -net .I net-range ] [ .B -addr .I address ] [ .B -zone .I zonename ] ... .sp .RE .I interface 以外のフィールドは省略可能である点に注意すること。 ループバックインターフェースは自動的に設定される。 .B -seed を指定した場合、他の全てのフィールドが存在しなければならない。 ルータがこのシード情報を認めない場合、 .B atalkd はブートせずに終了する。 .B -seed が指定されない場合、他の全ての情報は自動設定で上書きされる。 .B -phase オプションが指定されない場合、 コマンドラインで与えられるデフォルトのフェーズが使われる (デフォルトは 2 である)。 .B -addr は指定されているが、 .B -net が指定されていない場合、 .I net-range は 1 であると仮定する。 .LP 各インターフェースの最初の .B -zone ディレクティブは「デフォルト」ゾーンである。 フェーズ 1 では、1 つのゾーンしかない。 フェーズ 2 では、ネットワーク上の全てのルータは デフォルトゾーンに設定され、これを認めなければならない。 .B atalkd は、``*'' を第 1 インターフェースのデフォルトゾーンに対応づける。 注意: マシンのデフォルトゾーンはローカルルータの設定によって決められる; デフォルトゾーンがない場合、 .BR afpd のような各サービスは、個別に希望するゾーンを指定しなければならない。 .BR nbp_name (3) を参照すること。 .SH ルーティング 既存の AppleTalk インターネットに netatalk ルータで接続している場合は、 適切なネットワークアドレスを取得するために、 まずはローカルのネットワーク管理者に相談すべきである。 .LP .B atalkd は、複数のインターフェースを設定することにより、 インターフェース間のルーティング機能を提供する。 各インターフェースは 1 〜 65279 の間で他と重ならない .I net-range を割り当てなければならない (0 と 65535 は不正であり、 65280 〜 65534 のアドレスはスタートアップのために予約されている)。 最も小さく有効な .IR net-range を選ぶのが最も良い。 つまり、イーサーネット上に 3 台のマシンがある場合、 1000-2000 という .I net-range を選んではならない。 各 .I net-range には、それに割り当てられたゾーンの任意のリストが存在できる。 .SH 例 以下は sun4/40 の設定ファイルの例である。 マシンには 2 つのインターフェース ``le0'' と ``le1'' がある。 ``le0'' インターフェースは、 ネットワーク上の他のルータによって自動的に設定される。 このマシンは ``le1'' インターフェースについてのみルーティングを行う。 .sp .RS .nf le0 le1 -seed -net 9461-9471 -zone netatalk -zone Argus .fi .RE .sp 2 つ以上のインターフェースがある場合、 .B atalkd は自動的にルータとして動作する。 .SH ファイル .TP 30 .B /etc/netatalk/atalkd.conf 設定ファイル .SH バグ いくつかのシステムでは、atalkd が再起動できない。